すべてのおすすめ
                 改090603


宇宙を旅する
きみの悲しみを
微惑星が消し
抑えがたい憂いは
彗星の尾が運ぶ
激情は、爆発誘発溶融
火球を吹き飛ばす勢いの
遊 ....
                090523



ワタクシは
そこで暗転
私は嘘を
そこで覚醒
わたしはなにも
欲しがりませんと言いながら
水鉄砲を持って
道路に飛び出 ....
                 090517


お茶碗を落っことす
がちゃんという音
鋭い破片が飛び散って
皮膚を破り
鮮血を散らす
のはずだったのに
を期待で ....
                     090513



Kaaaaa!と鳴く

烏のような目をしているね
ガラスのような君の目を
ガチャンと割って
叱られた
思い出を
ア ....
               090427



時分の花を
咲かせましょう
咲かせた後で
実を付けて
太らせて
実をもいで
欲しいお方に差し上げましょうと
美しい花が咲く
 ....
             090423


懐中時計をポケットにしまう
ジーパンのポケットにしまう
海の中には
海坊主がいて
溺れた人を
丸呑みにするのだと
笑いながら時計を見て ....
               090420

じっくりことことと
煮詰めるのですと
テレビの中の先生が
無感動に説明しています
感動するのはアシスタント役の
アナウンサー
お客さんの聴 ....
秋葉原電気街
                  2008年11月02日

風邪気味だったが、気が急いて並四ラジオの部品を求めに秋葉原電気街口を降りて、総武線ガード下にあるラジオストアの2階の ....
          090205




祐乗、光乗、宗乗、三作の三所物
カラマンダーのかけ声に
驚いた振りをすると
乾いた金明竹が笑いかけるので
知らない振りをして
姿勢を正す
 ....
           090130


既刊の本を放り投げ
テーマが古いと諦めた
未完の本が多すぎて
編集室は休む暇もなく
朝から晩まで
缶詰にされた作者たちが
コヨーテのように
 ....
             090108



ミズーリー州を
ミシシッピー河が
とうとうと流れてゆく
流れていくのは水で
河ではないと
理屈をこねる
ぼくたちの前を
気をつけをし ....
                 081025





くつしたが
くつしたがくつしたがと
悲鳴を上げるので
靴下がと
穴の開いた靴下が
靴の中で欠伸する

石ころを蹴っ飛 ....
                  081007



美幌峠から見た屈斜路湖は
とても美しく
バスの窓からは早くも紅葉が輝いて
秋の実りの後の癒しの時を迎え
乗客達は
道外から ....
            080917


知恵の輪を潜る
2回転すると
どこからか
ほうという微かな溜息にも似た
歓声が沸いた

低鉄棒がずらりと並ぶ校庭の脇には
教育用の池が作ら ....
                 080830
              



想像外の知的生物
人類がアメーバ程度に喩えられる
完全立体知能を分散拡散透明化する
概念としての生 ....
                    080729




川中島で、
 目を覚ませ!
合い言葉は、胡瓜。

3回ほど繰り返して
黒い男が闇に消える
カラスのような目付きをした ....
            080630




真っ暗な中で
三時間毎に目が醒めて
ぼんやりとする
生き返ったのか
それともまだ眠ったままなのか
活動すべき時は今なのか
それともも ....
          080606



現象を現象として現象と茄子
困ったものと訂正するのですが
次のチャンスを狙うのか
あっさりと身を引く潔さ
(あっさり富を引 ....
                 080513





水色の空に雲が流れ
時間が止まっているようにも見える
体育館では
子供たちが遊んでいる
にぎやかな声に
忘れかけた記憶 ....
回転する立方体を○○せ!
生きているクワガタムシを○○せ!
愉快な地球を転がしている田中君は
昼間が大好きなので困ってしまう
薄暗い散歩道が大嫌い
大きな提灯ぶら下げろ!
下から横 ....
                     080416



あかさたなの春が来た
あしたの人は元気がよくて
ぱぴぷぺぽと歩いてく
あさっての人もやってきて
こんにちはと挨拶をする ....
              080314



夏が聳えている夕刻
薄汚れた雲が帰宅して
さっぱりした荒野の果てを
もの悲しいとも思わずに
午後11時の鐘が鳴るからと
礼拝堂の前でお ....
                      07/07/15



うさぎバトンがまわってきたので、日記を認める。
ぴょんと跳ぶのは、ウサギ。
ひょいと隠れるのは、キツネ。
猫は、 ....
                   071213



 なにかをもとめてなかにしさんのうちにゆくと、
かけらのようなおとこのこがかけてきて、
たもとをひっぱるので、
なくなったはずの ....
擬態のコビトが悪態付いた
疑似体験を済ませたあとで
お御籤引いた
冷戦が
冷戦のままに終わったと
ソ連邦の終焉で共産主義の脅威は去ったと
新しい核爆弾が降ってこなくなって
安心して空 ....
聖なる牛を追って河原に遊ぶ
権力の恣意的な横暴に満ちた企みだ

牛は水辺に顔を背けていやいやをする
なんたって水は不気味だし
入るには深そうだ
それに何が居るか分かりはしない

 ....
コーリャさんのあおばさんおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
偽物賛歌- あおば自由詩10*09-6-3
ワタクシ- あおば自由詩4*09-5-23
ココナツミルク- あおば自由詩9*09-5-19
- あおば自由詩6*09-5-13
眩しいため息- あおば自由詩8*09-4-28
海中時計- あおば自由詩7*09-4-23
耳寄りな話- あおば自由詩9*09-4-20
並四日記_その4_秋葉原電気街- あおば散文(批評 ...5*09-3-2
葉女- あおば自由詩7*09-2-5
ひとのきかん- あおば自由詩6*09-2-1
六角の箱庭- あおば自由詩7*09-1-8
焼鳥屋- あおば自由詩19*08-10-25
斜路- あおば自由詩4*08-10-10
知恵の輪(習作- あおば自由詩7*08-9-17
カランダッシュと電波- あおば自由詩5*08-8-30
下条- あおば自由詩6*08-7-29
三時間後- あおば自由詩7*08-7-1
恬淡- あおば自由詩5*08-6-6
水の空席- あおば自由詩22*08-5-13
グーチョキパー- あおば自由詩2*08-5-5
春眠- あおば自由詩8*08-4-16
いわなつ- あおば自由詩4*08-3-14
うさぎバトン- あおば自由詩4*08-2-2
中庭- あおば自由詩3*07-12-13
擬態のコビト- あおば自由詩2*07-8-6
河原- あおば自由詩6*07-1-21

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