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テレビの電源を
オフにする
それだけでは
現実と私は切り離せない
と知ると
カーテンを開け放って
現在と対峙する
朝焼けも
夕暮れも
物悲しく過ぎた日の
言葉を吐くことを
一 ....
さびしさにかられては二人称にあなたを選んだ、そんなときから、後ろを向けばあなたがいつもいるような、まぼろしをみせられていました。雲が光をさえぎったような天気の下では、誰しもが悲しくも、切ないような ....
手のひらをかざすと、
ひとつぶが生まれたてのように私になついた。
つめたいだけのものなど生まれてはこない。
葉からしずくが落ちては、
たくさんのひとつぶが足もとをぬらした。
....