すべてのおすすめ
珍しくもない空
ただの夕方
セーターを突き抜ける秋風
それが
あたしを揺らがせた
綺麗だと思ってしまった
頭上に掲げた携帯
切り取ってしまった
笑えるくらい
あた ....
美しいものが好きだ。
汚いものが嫌いだ。
でも
汚いものの中の
美しいものは好きだ。
エアポートには感傷的なものがない
暮らしのなかにそれはないからだ
曇り空だけがちょこんと光景に座っている
仕事先が
大連であろうと
シカゴであろうと
名古屋であろうと
僕じしんの
能 ....
ただの光りの気まぐれ。
それが美しいと思える、僕たちは。
素敵なんだと思う。
9月の朝
静かに雨が降って
こんな朝
誰かが
大切なひとを思って泣いている
でも
大切なひとは
思われてることに
気づきもしないで
傘なんかさして
朝道を歩いたりして
想いって
ほんとに
届く ....
ぼくはこうして
かくれていますから
だけどそばにいますから
あなたがひとりを泣くよるに
ぼくはひっそりふうしゃをまわします
からからからとはしります
あたらしい風がふきますように
....