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村上春樹は朝仕事して昼間運動して夜は読書するんだとか

面白くないやつだ

こんなやつと比べられたくないから夜更かししてやるんだ


加齢臭はカズオの勝ちっぽいよな

女のほうが男の ....
紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
 ....
いつもの公園で待ってるから

ガラクタみたいな行進曲

ツギハギだらけの人生だ

くるまに轢かれてもラチられても

なんともならなくたって

なんとかなったって

悪意しかない ....
強い光は孤独だろう

強い光はまわりを焼き尽くす

強い光は頑張ってる


ひとは思い通りにはならない

だけどひととしか生きていけない

無人島で生きるのも味気ない


 ....
三歳児健診で幼児心理学者がこどもに質問している

こどもは今まで見たこともない真剣なかおをして椅子に座っている

真面目なかおをして質問に答えようとするこどもを見るのは初めてのような気がする
 ....
いのちやたましい

こころとかからだ

ニュートンもアインシュタインも

森敦もサルマーンルシュディーも

この宇宙の法則性や人生のからくりを

知りたくて知りたくてたまらなかった ....
きょうは電磁晴れ

ドイツもオランダも

ギリシャもナガサキも

世界なんて波の調べ

もっと適当でいいよ

意外な感情や答えを

ばっかみたいにトレース


男も女も愛 ....
ひとのそういう気持ち

報道され

どうでもいいことに思えるくらい

とても陳腐だ

しかも誰だかいちばん弱いひとを

傷つける

ひとのそういう気持ち


駆けていく
 ....
北のミサイルとホリエモンのロケット

どちらが安全なんだろう

爆弾がはいっていないなら

ホリエモンのロケットのほうがやばそうだ


幹線どうろの青信号

過ぎようとする刹那
 ....
あなたの膨大な時間と作品に

あんまり僕の人生が仕舞い込まれているもんだから

僕はじぶんの人生の先頭にたって呆然とするしかありません

あなたの作品だけでこんな感じになるのですから

 ....
ぼくの身に止まった蝶が

羽根をやすめることができる速度と

やわらかさで生きていく


だまされても理不尽に遭っても

戦争になっても

失意のときも得意のときも

その蝶 ....
理不尽なことは誰にでもたびたび訪れる。

ひとならば誰もが、他者よりも自分を立てたいものだ。

だから理不尽なことに堪えきれず反撃、もしくはあからさまな無視をしてしまう。私もそうだ。

で ....
たぶん食いたくもないラーメン食って

抱きたいおんなも抱けなくって

意味深なテストばっか受けまくってる

そいつを冷たい仕草と呼ぶんだろうが

価値や気持ちのないことなんて

ひ ....
ひとの死をうえから見つめている

この死体にすがりついて女が泣いている

こんな男のためにこの女は泣いている

サンダーボルトよ、壊してもいいぞ

ああ、戦争は無条件にダメだと思えた、 ....
まわりがうるさかった

急かされるように電話は切られた

無視されたときの手ぐちに似ていた

好きなひとが出来て

義理立てしたくなっているの

たくさん話せるひとが出来て

 ....
足で起こされる

手でないことが嬉しい

すぐ悲しい

どこに住むかなんて

とても大事なこと

スイスから飛行機に乗って

アラブの王子がやって来る


ポテトサラダを ....
初夏の存在は風だけになびくわけではない

ひかりや悲しみ

宇宙を幻視する

真昼であろうと大きな時間を見つめている


きみがいま地球で大切なことを

ぼくは散り散りになって守 ....
なぜだろう泣いている

みすぼらしくて上等な

布団の端を濡らすのだ

謝りながら耳に流れる

涓滴よ、岩をも穿てと


鼻がつんとする

あくびがでる

寝ちゃいそうだ ....
あした生きていたらひばりは80歳になる

酉年に80になるなんてやっぱりひばりだ


レコードデビューまえ9歳の彼女は巡業中バス事故に遭う

死体としてならべられ白い布を顔に被されそうな ....
ツツジが溝にたくさん落ちてる

ハワイの楽譜みたいだ

橋から上流を見つめる

登山者たちとすれ違う

かわいた光の匂いかぐ

埃っぽいのはきっと汗

百年後も人は生きてるのか ....
静謐なエクトプラズム

吐き出してみる?

花散らしてみる?

色で描いてみる?

週末の朝のルーティン


首をかしげて笑みを浮かべる人

黒い世界からあと少しで脱出だ
 ....
幼いころぼくはぼくを肯定していた

青空は空が高かった

真っ青は高いということだった

ぼくがだれかの悲しみにならないように

まわりのひとを悲しみながら肯定していた

それがぼ ....
ある晴れた日に

平野にあなたが帰ってくる

自転車を避けながら

国道の渋滞にめまいを覚えながら

膚がかさかさになる家に

丘からそれを見つめている

思わずふたりは

 ....
願望でもないものを見る

興奮したいから見る

忘我したいから見る

なぜ忘我したいのか

忘我は何の物真似なのか


桜を見るのが好きなのか

見ている自分が好きなのか
 ....
スリット実験のように

バーチャルゲームのプログラミングのように

ぼくの観察によって世界が現れるのなら

彼らの考えていることくらい分かりそうなものなのに


トランプのこともアメ ....
お墓のさくらはたぶん洗濯機

水色ぐるぐるさくらの洗剤

お墓はもとにもどる所だ

だけどもどれば脱け殻で

宇宙のモノサシだと単に点

永遠のふりでもしておこうか


ムダ ....
この世とは

ぼくがまだ死んでない世界?

地球が隕石かなにかでくだけ散っても

ぼくが宇宙船で脱出して生きていれば

この世は存在し過ぎてもいく

ぼくがこの世にいなくても

 ....
飛びたつ機会を待つ鳥たちは

地球のいのちの最後の足跡

飛びたつ機会を待つ鳥たちの

さらさらとした最後のキス

飛びたつ機会はどこかで今も

温かいものだけ探している


 ....
海や半島が見える

町が載っている

へばりついている

むこうの山に雪の名残

肉体は懐かしい光と影

セピアをカラーに

女のうでが胸をおさえる

化粧けもない悲しみだ ....
いのちを使ってるか

時代や場所にも負けないほどの

それはいのちなのか

いのちを使ってるか

そのうえをだれかが歩くほどの

それはいのちなのか


春夏秋冬に感じている ....
間村長さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(83)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
村上春樹と夜更かしと- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-8
大マゼラン星雲- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-5
いつもの公園で- 吉岡ペペ ...自由詩1217-10-2
強い光- 吉岡ペペ ...自由詩317-9-30
三歳児健診- 吉岡ペペ ...自由詩317-9-27
宇宙の法則、人生のからくり- 吉岡ペペ ...自由詩1117-9-26
電磁祭り- 吉岡ペペ ...自由詩517-9-19
そういう気持ち- 吉岡ペペ ...自由詩217-9-12
安全と爆弾- 吉岡ペペ ...自由詩317-9-9
人間桑田佳祐- 吉岡ペペ ...自由詩317-9-8
蝶とともに- 吉岡ペペ ...自由詩1017-8-19
理不尽- 吉岡ペペ ...自由詩217-7-31
きみの中心- 吉岡ペペ ...自由詩217-7-11
サンダーボルト- 吉岡ペペ ...自由詩217-7-1
まわり- 吉岡ペペ ...自由詩117-7-1
与えられる未来- 吉岡ペペ ...自由詩117-6-28
真昼であろうと- 吉岡ペペ ...自由詩317-6-18
涓滴よ- 吉岡ペペ ...自由詩217-6-18
ひばり讃歌- 吉岡ペペ ...自由詩317-5-28
百年後も- 吉岡ペペ ...自由詩217-5-14
吐花- 吉岡ペペ ...自由詩317-5-14
青空- 吉岡ペペ ...自由詩217-5-13
ぼくを見つけたら- 吉岡ペペ ...自由詩817-4-30
忘我は何の物真似なのか- 吉岡ペペ ...自由詩117-4-22
マトリックス- 吉岡ペペ ...自由詩217-4-9
春の問い- 吉岡ペペ ...自由詩317-3-29
この世から- 吉岡ペペ ...自由詩317-3-21
飛びたつ鳥たち- 吉岡ペペ ...自由詩517-3-4
海や半島- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-19
いのちの唄- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-24

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