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じゃぐちをひねったら
鎖骨から流れ出ている
それはスウェットのしずく
水のように ろ過されて

気高い指で曲がったスプーンの
枝と枝をつなぐ
わたしの
鼻骨(けして高いものではなく)
 ....
    こ/わ/し/て/

まだ眩しいころ
      なつの名残りが
 ひざの裏にある目が
        後ろにいるあなたをモ、ト。めていた    


 とぶなら鳥に
  はね ....
明日のことばかり考えている彼女と
昨日のことばかり振りかえる僕
針で突いては
月は破れ

倒れこんだ水のない
手もつなげない花が二輪
カーテンレールの、かららと転ぶ音
風が吹いてる ....
切っておとした
年月がそこには
ねりこまれていて
しみこまれていて
一部が一部じゃなくなる日
わたしから切り離される日


掃かれるだけの、それ
気に入り顔たちを鏡は映し
颯爽と
 ....
雨が抑えている
気持ちにふたをして
重くのしかかるのは
度の強すぎる眼鏡のよう

咳こんだところで
深く吸ったところで
するのはただ、土のにおい
しみてゆくしみてゆく
こころもぬれて ....
二瀬さんの唐草フウさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はさま(夏と秋)- 唐草フウ自由詩7*08-9-9
うで、もがく- 唐草フウ自由詩4*08-9-2
哀しい二人- 唐草フウ自由詩7*08-8-29
後ろ髪- 唐草フウ自由詩8*08-7-18
抑制雨- 唐草フウ自由詩18*08-6-28

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