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夕暮れ、薔薇は香っていた
まだ残る夕光の中で
私は花びらをそっとむしりとる
指先がいとしくて
何かを待ちわびて


ふっと夏の透き通る波が
心に押し寄せて来て足先を濡らし
すべてを呑 ....
光は満ちてゆく
花のような小舟を浮かべて
ふたたびの光は寄せてゆく
まだ浅い夏の水際に


片足を浸して眺めるだけだ
ドアを細めに開けて
そっと知られぬように
飛び立つ小鳥を慈しむよ ....
ひよりさんの石瀬琳々さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏至- 石瀬琳々自由詩23*08-6-19
水際、まだ浅い夏の- 石瀬琳々自由詩9*08-5-6

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