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ふきっさらしの荒野だ
私に遺されたのは 道なき道
この生命のゆらめく灯火のなかに
失った君の幻影をとどめ
ずっとずっと 歩いてゆこう
永遠の 静寂を生きる君
目を閉じれば 鮮や ....
もう 泣かなくていい
その傷を 隠さなくていいんだ
生きるために 泥にまみれ
泣きながら 小さい存在を踏みにじった
その度に ささくれが深まっていった
這い上が ....
うつくしい まなざしを 胸に秘めていると
すべてが 花のように 咲きはじめる
青空のように 澄みきって
世界は いっそう かるくなる
大地に降り立つと 満ちたりてくる
空の表情が ....
ただ あなたの存在に
深い感謝をささげたい
驚きと歓び 誠実と信頼 そして
愛という穏やかな奇跡のなかで
純粋な感嘆というものを
数え挙げている
つややかに蒼穹を視る
ことのは ....
薄青い白夜の冷気は鋭く 肺の在りかを貫き
遥かな地平線は緩やかに弧を描いていた
私は 天地の狭間を見定める弓のやじり
雪さえ降らない凍った大地を歩む日々を もういとわない
あれは長い午後 ....
草青む高原で
遠い夢を見たのは
いつの日か
やわらかな草笛
空は蒼く潤み
細い雲がたなびく
しとやかな花の薫り
ほろ苦い草の汁
水色の風のごと
憧れが通りすぎてゆくのを
....
けいとだまのように
おひさまはあたたかい
ころがしてあそぼう
こねこみたいにかわいがろう
いつもぽけっとにしまって
ほほえんでいたい
たいようのしずくをあびている
みずいろのかぜ こころをゆらし
ぼくはひとり せかいのはらっぱで
くさのかおりに みをしずませる
もりへゆこう もりへゆこう
どうにもならないそんな日は
....