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朽ちたこの身体に 縫い付けているだけの
手足で今日も 街を這うよ
ギリギリのところまで行って 何も無かったら
それはそれで いいのだけれど
ただ体だけが疲れていて
唯一、身体と繋がっ ....
灰色の道を 千切れた
白い線が 刹那に通り過ぎ
目で追っては 疲れた瞼を
こすりもせずに 遥か地上の
景色を見下げる
椅子に座った身体は
いよいよ速度を 上げていき
目まぐるしく ....
目覚めてもこの腕に
掴みそこなったモノが
未だ忘れられないのであれば
僕は 眠る場所を間違えている
目覚めることも叶わず
何も出来なかった僕に
未だ微笑みかけるのであれば
....