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夢の壊れる音を聞いたことがある
あなたもきっと知っている

夏の日の昇るまえ
穏やかな空気の静寂を
死そのものとして頭の芯まで呼吸する
生に引きずられながら
ねえ 笑ったことがある
わ ....
{引用=laisser vibrer

(音楽)鳴らしたままに。(打楽器で)振動を止めない。}

0,

ポリリズム、
異なるリズムの孤独が、偶然同期する
ほんの一時の間だけ、でも
 ....
表面張力にゆれる
視界に

夏の 影が 
すうと足元から伸びて


あなたにもあるのだろう
この証は


重なり 離れることしか
できないと

叩きつけるよう 、に
そこから
すべてがなくなりつつある

流しの前に立つもの
窓からの鋭い陰が
刺すように滑る
残されたのは
貴重品、
だったという塩

たぶん、
きっと、
大丈夫
ふりかけてみ ....
他に好きな人がいるのでしょう
分かります。それぐらい

でも、いいのです
それでもこの平穏を壊さぬなら
どれだけ余所の女と遊ぼうと構いません

だから上手に弁解してくださいな

赤ち ....
頼むから

夢の中に

現れないでくれ

また

笑ってるんだろう?

今夜もまた
夢に
うなされ続ける
俺の
姿を
愛してる

とは

言えない
開けた覚えもなく外に出ている
知っている
扉の向こうに何があるか
誰が微笑んでいるか

辿り着けるかどうかをわかってもいないのに

10時と16時にお茶を飲み
回転しすぎて聴けなくなっ ....
洗いざらしのような 空気が 夜を運ぶ

淡い 淡い 夢を見ながら 眠る君の

呼吸の音がしない部屋を 星が染めていく


いくら片目から涙が零れていても

君は笑ってくれない  と  ....
いつまでも続くような 
ひとりの加速道路を 
たらたらと運転しては 
サイドミラーをびびって覗き 
High Wayに入れなかった 

もし勝負の分かれ目があるなら 
合流前の加速時に  ....
とある町に喋る猫がいた
人間の言葉を流暢に喋ることが出来た
人間の言葉を理解することも出来たので
世渡りがとても上手だった

人間はみな猫に優しくしてくれた
ただ言葉を喋れるとい ....
               080618


改革の時代の幕開けですと
勧められて購入した専門誌

第2章
第3章

マスタープランを読めと
空白のページが脅迫するから
第 ....
あなたは自分の為に物語を綴る。留まる自分を揺さぶるように
物語の中には、激しさを置く。その想いを人々は美しいと言う

私はその中に、あなたの叫びを感じてしまう。聞こえてしまう。
あなたの叫びが ....
「次のニュースにまいります」

淡々とした口調でアナウンサーは暗いニュースを読み終え
明るい話題に切り替えた

よくある日常の風景

僕は暗いニュースが風化してしまうことが

ただ  ....
あなたは指示語を何処に置き忘れてきたのか
こそあど
丸まった眼球一つ
舌の上で転がしている
ベッドの上で
または
恐怖の上で
かじかむ手は
森羅万象の申し子
食い縛る歯は
大地の怒 ....
腹のハイフン カスケードの灯火
無灯火で走るバイク 顔面に穴ぼこの山

先人達がこともあろうか
絶縁地帯を山の奥に潜めた
湿地の山は
みるみるうちに山の麓の村を
魔界の虚心兵へと仕立て上 ....
トムのクローンの僕は
実験の為、あるクラスで毎日授業を受けている
ルールは簡単
まじめに勉強をして
必要以上に誰かと仲良くならないこと

それなのに、僕は近頃
クラスメートの早瀬くん ....
隠しているの
それでも心のどこかで気づいてほしかった

自由の裏の孤独

 
叫んでも  空気と化して
        誰にもとどかない    

それでも
  気づいてくれた
 ....
とうとう 見つけられてしまった
うつ伏せに寝ているわたしの
左足のつけね
紋章のようなかたち
うす茶色
くちづけをしてあなたは
これはなあにと
指でも確かめながら聞く
それは記号
わ ....
ホセ・アルカディオ・ブエンディアは階段を駆け上がり
手まねきをするティムにうらめしそうな視線を投げかけると
おきあがりこぼしのようなものが斜めに並んだ柄のハンカチで額を拭った

ドン・サクセフ ....
月曜日に ざくろを無くした
火曜日に 友人にバレた (嘘が吐けなかった)
水曜日に 登校拒否になった (理由なんて無かった)
木曜日に 煙草を覚えた (信号機の味がした)
金曜日に 童貞を失っ ....
雨音の向こうにばねじかけのびっくり箱
銅の色をしたワイヤーがくるくると
通りすがりの飼い主をひっかける
犬が戻ってほどきにかかり
一匹と一人は遠ざかる
開けてもらえぬびっくり箱は
しかたな ....
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