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 あかい傘さして
 お風呂にはいる
 もみじのようにみどりのお湯が
 まっかにそまる
 ゆうやけでもないのに
 
    雨漏りがしているわけではない
    酔狂でしているわけで .... 
    
   十月はたそがれの国
   と呼んだのはレイ・ブラッドベリだ
   木の葉が散っている街路樹
   シャベルでかき集めては掬うのだ
   そうよんだのはジャック・プレベール .... 
  
    
  狐のかみそりが赤く咲いていた
  藪のある舗装道路だった
  ぼくが轢いたのは蛇だった
  チュ−ブのようないきものだった
  前輪でごつん 後輪でごつん
  ぼ .... 
  
  
  夏雲のひろがる街よ燃えあがる道路に赤き百日紅の散る
  黙々と入道雲の空にたちのうぜんかずらの橙さえる
  ここからは道の跡絶えて砂の海絶望までの足跡長し
  .... 
