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出勤途中
春の雨が降り始める
傘をさしながら
自転車でこぎ急ぐ
信号待ちの時ふと気付く
この雨が一日一日春を呼び
急に芽吹き出した緑の木の下
緑のカッパを着た老人が
信号待ちをしている ....
詩人たちは詩人たちに出会うだろうか?
一体いつになったら詩人たちは詩人たちに出会うのだろうか

どこからが詩でどこまでが詩じゃないのか?
わからないままに叫んでいる わめいている 罵っている
 ....
神社の境内にほの赤い灯りがともる
はしゃいだ子供の声が響き
笑みを交わす老人
往来にまで届く賑やかな空気に
鳥居の中を覗く
カラメルや綿菓子の夜店がでて
ご祈祷の声が響いている
節分を思 ....
僕    〜春と修羅 序より〜

続いている
重い重い
暗い暗い
罪深い
歴史の中から
一つの魂が浮上する

「私という現象は」

その誕生が
いつなのかは
知らない
少年 ....
「少女の名前」

ちょんちょんと
ケンケンを
庭石でしている
突然かがみこむと
名も知らぬ花に
手を伸ばす
摘みゆかれる花
かわいそうなお花さん
お花はきっと痛いから
摘まないよ ....
和泉 輪さんの梼瀬チカさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 梼瀬チカ自由詩3*05-2-12
POETS_MEETS__POETS_?- 梼瀬チカ自由詩105-2-7
節文祭- 梼瀬チカ自由詩205-2-4
僕___春と修羅_序より- 梼瀬チカ自由詩3*05-2-3
少女の名前- 梼瀬チカ自由詩9*05-2-2

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