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金曜の晩に、朝まで飲み明かすつもりだった僕らは
早々に店を閉め出され、地下室から抜け出し
たどり着いたのは、地上百階に位置する深夜営業のレストラン。
「僕らがテーブルを囲んでいるのか、テーブル ....
衛星カメラに映し出されたのは
列島を取り囲む工事現場の赤色灯。
そのせいあってか、今夜はとても静かです。
それを描くためには、鉛筆では華奢すぎる。
骨はどうだろう?プラトンは幼少期、
クレヨンのかわりに指を、死んだ死刑囚の
指を与えられた。彼は作品を完成させるまで
幾度となく指と会話した。わたし ....
ことが近づくにつれ剥がされていく、
壁に貼られた写真、枯れ葉。
壁には写真の跡が残り、太い樹の幹には、
男女の名前が彫られている。
今となってはどちらが若いか分らない。
宿り木に身を寄せる ....
「風は手で漕ぐよりも速い。」
と聞いていたが、それよりも
はるか先を行っていた。
小川を下る空のボートは―
かつて、ルーレットに記された言葉のみを使って
死ぬまで日記を書いたという
狂人た ....
たとえば真夜中に、テーブルの上で
作りかけのパズルを再開する老人のように、
未完成であることだけが唯一の完成形であると
―仮定できないだろうか?
オーディオから流れている夜想曲を。
棚を埋 ....
両目をとじて
庭に向かってぶん投げた
ぼくの目玉は見ていた
シートの上で上手にウェイトを
↑↓させているノーヘルの男を
ポストなかに
→←が届けられたことを
しっかりと見ていた
....
ぼくの恋愛感情は
小学6年生だった
授業のチャイムが聞こえたならば
急いで席に着かなくちゃならない
なのに先生である彼女は休みがちで
せまい教室でぼくは自習ばかりしていた
そこ ....
夜明けの風にほどかれた
雲の帯をたぐるように
よぶように手を伸ばす
朝日 そのへりにそって歩くぼくを
路地の無音のスピーカーが振り向かせる
民家の中 ただひとり
あのひとが嘲っている
日 ....
街は停電していた。僕等は街外れのバッティングセンターへ向かっていた。
夜だというのに「竜巻が渦巻いているせいだ」という友人はヤンキーで
彼が走らせる車は、真っ暗な交差点に渦巻くいくつかのそれをか ....
「だって、WAXをかけた車の雨粒をはじく姿が好きなんだ。」
ふってくる五月雨は その他 いくつかの言語を残した。
けれど歌いはしなかった。
夜の映画館、「一つの思い 一つの歴史」と宣伝さ ....
真昼の冬空
風は片っ端から雲に形を与えていたが
僕は言葉に出来ず 見つめる視線は気絶した
灰色が潰れた雲の上でジェット機が飛ぶ
ぼろぼろとなった空の鼓膜は 僕の声はおろか
トラクターの ....
和泉 輪さんのプテラノドンさんおすすめリスト
(12)
タイトル
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カテゴリ
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日付
テーブルは最善の休日
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プテラノ ...
自由詩
3*
07-2-5
イリュミ・ネーション
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プテラノ ...
自由詩
5*
07-1-21
「real」
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プテラノ ...
自由詩
5*
07-1-21
ランプ
-
プテラノ ...
自由詩
4*
07-1-9
ボート
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プテラノ ...
自由詩
5*
06-11-6
日々界隈、あるいはぼくらの
-
プテラノ ...
自由詩
9*
06-9-18
眼球
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プテラノ ...
自由詩
2*
06-2-20
落書き
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プテラノ ...
自由詩
9*
05-8-3
夜明け
-
プテラノ ...
自由詩
6*
05-6-9
yankee
-
プテラノ ...
自由詩
6*
05-5-31
W
-
プテラノ ...
自由詩
5*
05-5-17
こみあげる景色
-
プテラノ ...
自由詩
6*
05-2-11
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