すべてのおすすめ
生徒数ふたりの村の学校の日直いまだ解かれざるまま
箱舟に辞書を積み込み忘れたがために無数の言葉も消える
ソドムとゆう街が滅びたときでさえどこかで恋が芽生えただろう
「カイ ....
イカロスときみに呼ばれた五月から芽吹きだしてる背中のつばさ
滑走路駆けるあなたを追い駆けて追い駆けられて閉じてゆく恋
鋼鉄の翼たたまず夜を待ちどこへ飛び立つ思春期の冬
無 ....
抜け殻のC2ボトルでいっぱいのダストボックス夜を濾過せよ
飛びかかる野生本能むき出すがBGMが気に入らない彼
シーツ上DNAの僕たちの 不安 恍惚 小さな心中
冷蔵庫なん ....
まどろみて戦闘服のポケットの内なる闇で文字となり待つ
幼少時蝶を追ひ駆けあきらめた崖の上にてそろへ置く靴
砂山にトンネル掘りてやがて夜未だに指はつながらぬまま
裏山の茂み ....
テールのあいだに開く 欠落は親子別れをジョチョーして
正常な初潮はいつ始まったのか
サボウルの金属板に痛々しく ぼーっとしているね ぼーっとしているねとコンビニの親父が気を使う
扁桃腺の ....
縁側で闇を見ている妹の白いうなじが僕を呼んでる
夏野山汗ばみながら駆けてゆくゆくえふめいの妹の兄
鉄塔の錆びた階段昇りゆく100階したから姉とは呼べづ
鏡台に映る妹べにを ....
青をゆく
はばたきをただ
目で追って
何も持たない
今日を愛そう
微笑みつ口から滴る灰色の雨だれのごとき友の嘲り
裏切りは雷鳴のごとく轟きて稲光のもとさらけだされし
裏切りをもたらす雲は見えずとも友の柔肌裂けば青空
目の前の笑顔の向こうにちらつくは画面に踊りし ....
海までの八号線はいつも夏 湿った空気と寂しい人魚
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか
「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ
昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな
警報機こわし ....
半起ちの牛若丸が駅前にすべり込むのさ黒塗りのクラウン
バロックと不感症との相関をチャイナドレスで教授されたし
祈っても駄目ならでっちあげるのよ神様からの着信履歴
何度でも生まれ変 ....
花眠り
肌透きとおる
独りわれ
蒼き午後の
はぐれ子となりて
転がりしボール追う子の一本道暗く並んだ家々静まり
門出だよ四つ角十字に薄光り死神呼ばれ手招きをする
死神は鋼鉄殺人兵器なれど利便性ゆえ責められずおり
空に吠え天駆けぬける命の価値ブー ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ
もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて
一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
....
散る花と天馬のかたわら舞い踊る
あなたの名前わたしの名前
一日に何度もひとりで水族館
イルカ生きとるクリオネ死んどる
....
和泉 輪さんの短歌おすすめリスト
(45)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
starlessandbibleblack
-
本木はじ ...
短歌
8*
04-10-27
ICARUS,FLYMETOTHEMOON
-
本木はじ ...
短歌
11
04-10-3
小さな心中(Originalsongs『小さな死』byピッピ ...
-
本木はじ ...
短歌
10*
04-9-15
OURDARKPLACES
-
本木はじ ...
短歌
4
04-9-10
トイレット少年少女
-
山内緋呂 ...
短歌
4
04-8-29
夜光中
-
本木はじ ...
短歌
35
04-7-14
今日
-
松本 涼
短歌
3*
04-6-20
五月末日_-長崎-
-
紀ノ川つ ...
短歌
4
04-6-12
海へ
-
有邑空玖
短歌
6*
04-6-4
廃失者
-
本木はじ ...
短歌
26
04-5-24
病にロック
-
石原大介
短歌
23*
04-5-8
春午睡
-
青色銀河 ...
短歌
3
04-4-29
交通事故
-
紀ノ川つ ...
短歌
4
04-4-25
腹の七糞
-
石原大介
短歌
16*
04-4-18
ノート(戯れ音)
-
木立 悟
短歌
5
04-2-11
1
2