すべてのおすすめ
主観をそれなりに着飾らせれば、
客観に見えないこともない
心に
焼き付けるものを
得られた
心で
叫ぶものを
獲られた
それなのに
喪失感が
どことなく
きっと待っている
一時間だろうが二時間だろうが
必ず 待っている
絶対 待っている
こっちの心を汲み取ることができないときの
無理な笑顔
己が無知を恥じ入るときの
控えめすぎる笑顔
....
好きではない
むしろ嫌いかもしれない
それでも、
作られたものまでをも
嫌いにはなれない
あなたはわたしのことを
とりあえず丸呑みにしてくれていた
易く消化できる部分は
笑いとともに吐き出した
易く消化できない部分は
嗚咽とともに吐き出した
おかげで
易々と呑み込むことが ....
あたしのは
すーぱーすーぱーぼーるだもん
わたしのは
スーパースーパースーパーボールだもんね〜
雲まで弾む
すーぱーすーぱーぼーると
月まで弾む
スーパースーパースーパーボールの
....
銀幕の中
貴女に焦がれる
紙コップを手に
今日もぶらつく街中
オレンジジュースの曲がり角
毎夜飲み干す
ぬるい橙
一瞬だった
綺麗だった
華やかだった
輝いてた
笑顔だった
好きになった
するりするり近づいた
わかっていた
予想していた
わかっていなかった
予想しきれなかった
噛まれた
....
よくなかった
全然ダメ
まだまだ
物足りない
満足できない
などと
仰っているようですが
腰は教えてくれる
それらがすべて嘘だと
あなたの腰は
嘘をつけない
正直者
馴れ合い
もたれ合い
舐め合い
わたしとあなた
インスタント
安く
手早く
浅く
あなたとわたし
インスタント
好都合
その場しのぎ
元どおり
ふたり
....
君は
ミーハーを馬鹿にできるかもしれないが、
ミーハーだって
君を馬鹿にできるだろうに
ひどいことを
じつにさらさら言い募った後で
ごめん
あたし、
心を病んでるの って
えもいわれぬ大噴火を
だから布団に叩きつけた
ごめんな、
お布団
あったまに きたんだ
台所に立つ君を観て
たんたんたんたん
包丁と俎の奏でるリズムが
初めて 僕を大きくしようとする
今の自分を
姿見で観てみるといい
君がいけないんだ
たった今 浴び ....
高いところは嫌いなんだ
でも負けるのはもっと嫌いなんだ――
ジョン・マクレーンは
確かこう言っていた
それを真似て言わせてもらうなら
人に殴られるのは嫌なんだ
でも人を殴るのは同じぐら ....