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言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
夜中にあんたのケータイが鳴って
こんな時間に何事かと思って
目が覚めて
何やら深刻な顔で
会話してるのを横目に
寝返りうった振りしてたの
「ちょっと待ってて」って
誰に言ったのか ....
一週間も社会にでていれば金曜の夜には心がカチカチなので
硬くなった心をすこしでも揉み解そうと長くお風呂に入って
みる。電気を消してずずっと湯船につかって口と鼻との間に
水面がくるよう ....
月が欠けたので
宇宙へ
行くことにする
あの欠けた部分
埋めれそうな気がする
最近、心のバランスがうまくとれなくて
(ほとんど落ち込んでいたのだけれど)
でも うまく哀しめないので
(小さい頃からそうだ)
お風呂で ひとりで 誰にも聴こえないように 潜っ ....
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
気がついたら雨が降り出していました
三十号が上陸しました
って
季節はずれだけど今年は特にしょうがないでしょう
って
聞こえたから、しょうがないでしょう
って
言うしかないんです
....
食べることに興味がなかった
何もかもがどうでもよかった
自分に何かができるとも思わなかった
仲間がいるわけでもなかった
ただ
逃げ出すことばかりを考えていた
そんな私が妊娠した
....
洗濯を干しているときにパンツが見えないように心を尽くす
掃除をしながらついつい言葉について考えてしまい
「いやらしい」と思う
朝の散歩をするおじいちゃんににこやかに大きな声で挨拶をする
....
目、ぬれてる
ポケットにひばな、突っ込んで
夜が死ぬのを待ちました
ワルツされる 砂の中で
心底待っていました
(水溜りで溺れます)
(水溜りで喜びます)
林立した子供の列はファ ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう
ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと
それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う
....
さびしさに
ひざをかかえて
タオルケットははいだまま
「る」の字でねむる
あの{ルビ娘=こ}は今頃
遠い空の下
今夜も誰かに抱かれて
求めあう「る」と「る」を
くみあわせてる
....
あなたは、
簡素な手順でわたしの胸倉を開き
匂い立つ土足
こればっかりは慣れないものです
その度に鮮やかに毟られる
あなたと遭難したい
篭って
香しき動揺が眼に見える位置で
わ ....
触れてしまうと
消えていくものがある
まなざしに耐えられず
溶けていくものがある
凍えるべきは
私の手だ
蔑むべきは
私の目だ
暗闇の中
独り 閉じ篭って
見据 ....
恋なんてものに
出会いそうになったら
それはもう
一目散に
逃げるしかない
だって
ひどいめに
遭うかもしれないよ
とにかく逃げて逃げて逃げて
見えなくなるところまで
....
「一日目」
悩んで迷って疲れた末に
ほんの少しだけ
夢をみました
(もしかしたら
逃げたかったのかも
しれません)
目覚めると 雨が降っていて
....
なぁ、注さん。ちょっと、話をしようか。
高木と志村は、浮世のしがらみというか・・・仕事で、ちょっと来れないんだよな。
加藤は、あいつ、渋滞に巻き込まれているんだ。
(中略)
注 ....
次の問いに対する答えを、選択肢から選びなさい。
問1
愛しています
a どうもありがとうございます
b ・・・(無言で去る)
c ....
眉毛とまつ毛が白くなっていたら
それは
死んでいるのではなく
眠っているので
おこさないでね
「虹が出てるよ」
と 人が言う
私は毎日
傷つけてしまったことの上に
虹を置く
後悔の念で
全て色は暗めだ
赤は ざくろ色
黄は 落葉色
青は 制服色
緑は たんぽ ....
「絶対」とか
「歴史に残ります」とか。
たくさんたくさんもっといろいろ
ナニかを見ていれば
そんな言葉は口から出ないハズだ
これ以上
大人になったら
何日か 一緒に暮らしましょう
「石になる」
とは 聞いていたけれど今
あなたを探すと
胸が 林檎になります
お別れには
銀杏の下で ごろごろ ころがり
大理石の上で 泣きましょう
「いよいよジャズを聴く時」 が口癖のあなたは
明日 聴くだろうし
私は 青い服を 買いに行く
あなたも 生きますように
美しい光景を ますます 見ることができますように
ものに 執着しませんように
砂。家を出てすぐの砂に 赤い砂を見つけられますように
それらの色が 自分を安心させる色だ ....
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