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朽ち果てた 自分の体を支えながら 私は歩いた!
巨大な野球場が 河原の向こうに 見えてきた!


きっと ここは 訪れたことのない街だ!!
時の全ては あまりにも 速すぎたのだ!
私は ....
√の中味の空白に 
一匹の白い馬がうつむいて 
草を食んでいる 

( 見えるでしょうか 

君が額に右手をかざした 
窓の外 
潮騒の浜辺に佇み 
幾本かの草々を食む 

あの ....
 まっしいろいまっしろな泥に包まれて身の重を落とし眠りに緩んだ頬

 窓に見えるはかの鳥の毛づくろい
 壁には筍の透かし彫りを重ねた円筒の照明が左右に
 翳の羽を広げて日を遮る布から洩れる ....
きみのはだけた地図を

わしづかみして

通ったおとこたちを

ミキサーにかけたのだ


はやく爆ぜろ

たましいを

すりあわせていた

もうすぐ何処からか

鈴の ....
人間の若者に一目ぼれした挙句
天の水門を閉じ忘れて
大洪水を引き起こしたおっちょこちょいな姫よ

今年の夏も忘れずに
天地に涼しい水を巡らせて下さい

あまねく世界中に分布している洪水神 ....
ああもういやだなあ名前書いておけばよかった
ちょっとマラソンしてたら腎臓落としちゃった
交番に行って届いていないかたずねたら
お巡りさんは何か変な顔で僕を見ているし
道行く人たちに腎臓落ちてな ....
きもちわるいおれ。
きもちわるいおれ。
ふみんしょうで、しんや、まちをあるいていたら、みちばたでおじいさんがわかものになぐるけるのぼうこうをくわえていた。
つよいなー。おじいさん。
せんそうけ ....
まだらな午後の嗚咽を受け
震える水の膜の指
またどこかへ連れ去られ
またどこかに立ちつくす


ゆうるりと巡る音がある
出口を持たない入口がある
飾られすぎた光を燃して ....
その動物園の
彼女は羊の飼育係です
ぜんぶの羊の顔を
それぞれ見分けることができる
それがひそかな自慢です
不眠症の彼女は
ベッドの中で羊を数えながら眠ります
夜の羊はなぜか
どれも同 ....
週末の夜 
目の前に
しろい女のゆれるのを 
眺めている 

( 何故、こうして新たな命は生まれる・・・? ) 

ふいに思い 
自らの内に仕組まれた欲望も 
馬鹿らしく 

目 ....
昨日は雨のそぼ降る神保町の 
古書店の並ぶ街並みを 
地図を片手にさまよい歩いた 

みるみるうちに地図は濡れ 
丸めた白い魂にして 
ポケットに入れた 

翌日ポケットから取り出し  ....
かあさんに あかりをあげたい

めくらになってしまう かあさんに

あかりが そこにあるかないか だけは しっている

盲人になってしまう かあさんに



わたしは
 ....
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パスワードの黒点を打ち込んで、 

ログイン。 

「今日のニュース」をクリックすれば 
ベンツの車内で美人のアナウンサーが 
運転席に{ルビ項垂=うなだ}れ ....
人は懸意をする。
人は懸意をして
夜に眠る。

人は懸意をする
人は懸意をして
よるに眠る。
秤の林檎にくちびるを寄せ
カリ、と音を立てて齧れば
金色に光る果実から赤い石がおちる

深い色の底に
昔、こころの中に住んでいた少女を見つけ、
名前を呼ぼうとしたが思い出せない

彼女 ....
雑居ビルの中にある小さなライブハウス
彼女が鍵盤に指先を下ろした瞬間
スタインウェイは真っ直ぐに彼女を見つめた


たたみかけるような熱い音の重なり
スタインウェイと彼女の間には
透き間 ....
さめたスープを
なべに戻してはいけません
いけません
あたためなおすとき
すぐに沸騰してしまうから
もうそのままに

飲み干すなり
捨てるなり、お好きに
やまのてせん新宿でおろして乗り換え口がいまだみつからない
わらいかたをわすれたどうけたちのぱれーどをみてたかようび
らいむぎばたけでつかまらなかったあのこはまだみつからない
かいだんが怖いといっ ....
どこかのアパルトメントの
窓から下手な鼻歌
握り潰されたマルボロの空箱が甲虫のように転がる
排水溝からささやかなモルツの香り、だけどそれは
はなはだ飲みすぎた誰かの
 ....
十二支蝶さんの自由詩おすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
虹色が見えた日- 番田 自由詩311-7-13
白い馬_- 服部 剛自由詩5*08-7-20
白泥- こんぺき ...自由詩408-7-18
- 吉岡ペペ ...自由詩408-7-12
ヤオ族の水仙姫- 海里自由詩208-7-11
- セガール ...自由詩508-6-29
きもちわるいおれのよるんぽ- うおくき ...自由詩4*08-6-26
ひとつ_まよう- 木立 悟自由詩608-6-14
- yo-yo自由詩8*08-6-9
しろい女_- 服部 剛自由詩2*08-5-31
すがたに_- 服部 剛自由詩5*08-5-28
不自由な健常者- るるりら自由詩9*08-5-27
_「_ログイン_」- 服部 剛自由詩4*08-5-27
人は- すぬかん ...自由詩208-5-27
少女- 湖月自由詩6*08-5-26
音の回廊- 渡 ひろ ...自由詩22+*08-5-19
前提に従うこと- Hitotsuyanen ...自由詩108-5-19
“I'm_already_quit_human.”- aidanico自由詩208-5-19
潰れた酒屋の勝手口をノックしているハスキー・ボイスの若い女- ホロウ・ ...自由詩4*08-5-18

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