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ここは
とうめいな
牢獄の中

交差点を 行き交う人々は
誰も
ビー玉のなかの 僕に
気づくことはない

声を嗄らして 叫んでも
誰の耳にも届くことはない

つぶやくように 生 ....
踊りましょう、と誘いの蔓をはりめぐらせて
日没前のクレマチスが笑った

思い出せるだけのメロディを
イヤフォンから流し入れて
電子化されたそれらすべてに
からめとられた夕暮れ
何がしたい ....
一つ、人より真面目でいれば

二つ、不遇はされまいと

三つ、身を粉にして働いてみたが

四つ、世の中がつまらなく

五つ、六つ、七つ
いつも虚しいと泣いていた

八つ、ようや ....
あいつのせいで

食事が楽しくない

箸の持ち方が変だと笑われ

ペチャペチャ音すると笑われ

ほっぺの米粒を見つけると

「麻痺してんの、お宅の顔。」

みんなの前で馬鹿にさ ....
うふふ うふふ

あ 足くさい

い 息くさい

う うなじくさい

え 襟足くさい

お おとがいくさい

全部君のことだぜ
君をカルタにしてみた
何故って
君が嫌いだ ....
ふいに起こされたフクロウが
コトバを求めて暴れ出す

わたしの両手は何時の間に
カタカタとキーボードを叩き出し
ズレたピントを合わせてる

カタカタ… カタカタ…

音符がくるくる廻 ....
車に跳ねられ
長時間の手術を終えた後 
息子が横たわるベッドの傍らで 
涙を堪えながら母は 
布団の脇にこぼれた手を 
握りしめる 

消灯時間を過ぎた夜更けにも 
闘いの後の休息に瞳 ....
雨降りの朝
とても嬉しいことがあった
久しぶりに嬉しかった

だから

この気持ち
風に乗せて

みんなに配りたい


ありがとうの言葉を添えて配りたい

雨なんかに負けな ....
おとーさんは海老を食べない

なので生野菜とアボガドだらけの

冷製カッペリーニになってしまう


文句もいわず食べているおとーさん

ほんとうは何が食べたかったのか知らない

 ....
やわらかいサクラ木のチップを踏みしめるとつんとして春

子犬の茶色い足首が白くかすむ雲の春


おとーさんは今日も仕事です

わたしはキレイを集めて花束にします


オツカレサマ
 ....
無意味なことなんてない
そばに居てくれるだけで良いんだ
それ以上は望まないから
独りじゃ寂しいから
やけどしな



春あわだつ



白いひかり



営めば営み



腐るものも



育むものも



営めば営み



白いひかり

 ....
もつ煮込み屋で
黒ホッピーと
さんまを食べる

このはらわたをねえ
日本酒で食べたらおいしいんだよね
それだったら、日本酒、たのめばいいじゃないですか
そうだねえ
そうなんだけどねえ
 ....
嘘つくことを知ってた
笑うことを知ってた
そうやって
まわりを誤魔化してた
独りで泣いて
たくさん泣いて
もう涙も出ない

君を失って

世界に色がなくなった

あんなにキレイ ....
さらしてしまえって君は言うけど
私っていったい何だろう?
雑誌を飾るあの子みたいに
真っ赤なフリルも着たいけど
「似合いっこない」でまたジーパン

許してあげなって君は言うけど
欲しい欲 ....
もう疲れたよ、終わらない迷路
ずっとおんなじことばっかり考えてる
毎日なんにも進歩がない

『もう忘れた?』『やめよう』『でもやっぱり』『ごめんなさい』『でもやっぱり』『好き?』『本当は』『い ....
紅林さんの自由詩おすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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