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羽の音が、する
 
飛び立った男の子と
手を引かれながら
つたなく飛ぶ
女の子のすがた
 
透けるように薄い
ぺらぺらの羽は
あまりにも、心許ないから
 
 ....
 
 
 
 
 
 
窓際からの風が
僅かに
ほんの僅かに
口角を持ち上げては、
私を彩る
 
それは
ふらつく指先から
あなたの
瞳までの距離を
計ろうとする度に
 ....
 
 
 
 
 
 
 ・三日前の話
 
 
私が
指先のみの力で
空を切ったとき
その軌跡は
柔らかなひかりになって
木漏れ日の影の部分を
踏んで行きました
 
 ....
norifさんの山中 烏流さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひぐらし- 山中 烏 ...自由詩808-5-5
ひとりおにごっこ- 山中 烏 ...自由詩308-4-17
遺書- 山中 烏 ...自由詩15*08-4-14

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