すべてのおすすめ
珈琲牛乳の色をした空には
夜と朝とが 文字通りに交じり合う
季節はそこに存在する唯一つの風景だ

一年、二年、三年、と
過ぎ去った時間の数を数えているのだが
両手だけでは足りない ....
珈琲店と書かれた看板の奥で少女が泣いているわ
あれ何て季節
グラデーションが眩しくて夕闇が澱んでいて
あれ何て季節

店に入ろうか
そうしたいのは山々だけど
僕らには
金がない

 ....
一冊の絵本のような生涯
浮遊するひとかけらの海
あれは君なんだろうか

思想のない森と夜の魚
そんな絵本だとしたら

月がちょうど半分 あとは少しの湿度
そんな海だとしたな ....
ふるるさんの黒田人柱さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
或る季節の死- 黒田人柱自由詩1107-4-6
長いお別れ- 黒田人柱自由詩807-2-18
手紙- 黒田人柱自由詩2005-8-22

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する