泥沼をかき混ぜる

かき混ぜる

沼の精はいつも

泥沼をかき混ぜる


嘘や本当

理想や現実

距離や空間

すべてをかき混ぜる

全部ごちゃまぜにして

混 ....
都会では皆
切ない真実を聞きたくなくて

あなたも手を伸ばす
片方の手で耳をふさぎながら


伸ばしたほうの手が
銀河を超えて
だれかの肩に
そっと触れるとき


伸ばしたほ ....
三日月が、おわんのようだ

あそこに銀シャリを盛ってみたいな

そしててっぺんにハシを突き立てたら

昨日死んだシロも

少しくらい飯に、ありつけるんじゃないかな
一面の白銀
深く足が埋まる
掻き分けて
踏み固めて
一歩ずつ、確かめて

"誰かが歩いたところに道はできる"

白い道に埋もれながら
ふとそんなことを想う

 ....
公園でパンを
食べていると
Justiceと書かれた
Tシャツを着た
欧米の人に叱られた

大地にパン屑が
こぼれているじゃないかと
顔を真っ赤にした
欧米の人に叱られた

夕方 ....
くしゃみをひとつする、と
私たちは地球儀から滑落して空に溺れる
あの日グラウンドから送った影は
手をつないだまま鉄塔に引っかかっていて
捨てられたビニールのレインコートのようだった

バス ....
くうきをふるわせることば
きみのもとへはとどかない

さびしいかい、さびしいよ
かなしいかい、かなしいよ

こころのなかでこだまする

すき、すきだよ、とても

それはつらいだ ....
ひとは指折り数える

その日の訪れを確かなものにしようと
指を折り
心に刻み込む
自らの身体に刻み込む

いつの日か死は必ず訪れることを知っている
それでも
死に往く日まで知ろうとす ....
どれだけできたって
誰かに好まれたって
救われない僕がいるんです


どれもが半端だって
なんにもなくったって
ひっくるめて自分なんです



残 ....
白い大きなシャツを着た
無邪気な少女が
駅前のロータリーに
集う鳩の中心で
詩の朗読をはじめた

僕も鳩に交じって
道路にダンボールを敷いて
排気ガスを吸いながら
彼女の言葉を聞いた ....
窓の外から
パトカーのサイレンの音が
聞こえる

僕は少し硬い
メロンパンを
かじりながら
洗面所の蛇口をひねると
先端からサイレンが
溢れだして来た

1秒と1秒の隙間に
入 ....
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう



  ....
意を決し
 送信するも

返事みて
 壁 的にする豪速死球
独りきりで来た
ありがとう
誰もいない
誰もいないから
泣いてしまいそうになる


いつも自分の本当の気持ちに従えずにいた
それでも
いつだって前向きに何かを掴 ....
シャツさんのおすすめリスト(45)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マーブル模様- こゆり自由詩2*08-2-19
エスペラント- 餅月兎自由詩4*08-2-19
ムーンライす- むむ自由詩308-2-19
- 相羽 柚 ...自由詩3*08-2-19
世界について- ニカコイ自由詩24*08-2-19
青を、- Rin.自由詩3008-2-18
ぼくだけの恋- ゆうと自由詩3*08-2-18
数えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*08-2-17
イグジスト- caleha自由詩8*08-2-17
東京ROTARY- ニカコイ自由詩10*08-2-16
Error- ニカコイ自由詩8*08-2-16
さしすせそ、- 望月 ゆ ...自由詩37*08-2-16
恋末- Wasabi 短歌608-2-12
ひとり絶望- caleha自由詩7*08-1-20

Home 戻る 最新へ
1 2