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私の家には、かあさまととうさまと私の妹が住んでいた。
かあさまのゆりかごはいつもの窓辺でゆれていた。
その窓辺からは心地よい風だけがかあさまに吹いた。
ゆりかごに座ったかあさまは、瞳を閉じ ....
ぼくらは
たがいの
ふちの
うえに
たつことは
あるけれど
その
ふちの
そこは
きっと
ひとり
ひとりの
ばしょで
きこえては
いるけれど
ぼくしか
....
ぼくらは
きっと
あつまっているのでは
ないのだらう
めのまえを
とおりすぎてゆく
ひかりのおびに
みとれるが
あとを
おうわけでもなく
そっと
うちがわから
やはらか ....
ほんというと
ぶるぶるするとこわい
だけど
きらきらたのしくて
でもやっぱり
ときおりぶるぶるこわくて
あなたのためにいきている、と
ごうまんにもなれず
じぶんのためにいきてい ....
そのほほを
りょうてで
はさんで
あんいなことばを
のみこむ
おでこから
つたわる
ねつに
すこし
うろたえても
あんいなわたしを
しかって
まだ
あなたのや ....
あなたはきっと
さみしい
よながに
わたしに
でんわを
かけてくる
はなしの
ないようなんて
ほとんどない
そんな
じかんが
....
そうわたしはあなたの耳
あなたが寝てても
わたしは起きている
あなたが寝てる時の
お話はわたしが
しっかり胸(つぼみ)の内に
秘めましょう
そうそ ....