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いつの間にか
色づいていく
さくらんぼ
眩しくて
さくらんぼ
ペアでなると
思ってた
そうでないのが
悲しくて
もう
二度と会えない
あのひと
今どこかで
空を見上げてればいいのに
ゆっくりゆっくり
暮れなずんでいく
太陽が
月に
主役を譲ろうか
考えている
街は戸惑って
モノトーンになって
こんな夕暮れは
誰かといても
淋しくて
まだ
ほとんどの人が
眠りの中
早い朝は
静かに静かに
小鳥たちは
もう起きている
テーブルには
茹で卵が積み上げられ
昨日作ったスコーンが
口をあけて
笑ってい ....
満天の星空から
こぼれ落ちた
青白き花よ
草陰に
ひっそりと
佇んでいる
それは
あなたの涙と同じく
尊い
手折ることなんて
出来ない
私は
掬うようにして
花を見つめる
青白い涙、
花に ....
しとどに濡れた
森の中で
目覚めたのは誰
ふんわりシーツで
目覚めたのは誰
朝露光る
草原で
目覚めたのは誰
泣きながら
目をはらして
目覚めたのは誰
おはよう
....
窓の外を
旅人が通った
新しい風が
吹いたから
わたしは
窓のなか
憧れと
少しの妬みで
彼を
見送る
さまよい続ける
旅人は
どこか颯爽として
窓の ....
つくしを摘む。
もう10年以上の
春のならわし。
最初は
遠く離れた
つくしが大好きな
祖母に送るためだった。
気丈な祖母は
90を過ぎても
一人暮らしを続け
家事もすべて ....
この空を
あなたにあげる
だから
最後に
ぎゅっと
してね
それから
お互い
忘れっこしようよ
行けるとこまで
行ってみようよ
0からのスタート
お巡りさんも
振り切って
走れ
この途が果てるまで
0からのスタート
スピード上げて
しっかりハンドル握って ....
賑やかな街
漲ってゆく街を
歩く
レンガの
四角が
どこまでも続いて
見えない
足跡が
たぶん
いっぱい
俯いて
歩く
漲ってゆく街
一瞬の静寂
冬はやっぱり
おこたがいいな
みんなが自然に集まって
他愛のない話をして
ねこもこたつで
丸くなるし