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ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ 
話しかけられた気がして

ただようぼく
なびくぼく
うなだれるぼく
生きているか
軽く肩をたたかれた気がして

地平 ....
くるっと

くるっと回って
見つけた

影法師

地面に寝転べって
空とかくれんぼしている

くるっと回って
いなくなった

影法師

僕はまた別の影法師になって
あなたの見つめている空拭いておく
昼下がりの人気の少ない公園のテーブルで
ノートを広げ
考え込んでいる様子

まさか遺書でないでしょうね
まだまだ若そうな女性の人差し指が
あごを支えて止まっている

見知らぬ人だか ....
夜中のしずけさの中で
言葉が涙をこぼしている
いたらなかったこと
おこらせたこと
言葉であるために泣いていた

言葉が化粧をするときは
ひとを欺くため
言葉が銃を持つときは
ひと ....
    (わたしは秋
     枯れゆく落ち葉のしたで
     春の夢を待ち焦がれている)



北国の夏はぬるい
日焼けした肌
汗臭いTシャツ
サングラス
海と空がひと ....
太陽だけを愛していたい
眩い その輝きを
自らの鼓動に閉じ込めて
紫陽花のように
陽射しを抱きしめて
明日を信じていられるように

月の輝きに頬ずりしたいのは
さびしくなったから
す ....
どこにだったか
どこでだったか

てんしのこえきいた

いつだったか
うまれるまえだったか

てんしのこえたしかにきいた

なんていったか
なんかいったか

てんしのこえ ....
       あいするそのひとは
       いのちあるひと
       あいするそのひとは
       ひかりあるひと
       あいするそのひとは
       うたのある ....
詩が生まれないこと
満腹な証し
なにもいらない
なにももとめない
言葉は
ことばであればいい
深みもなく
潤いもなく
その場限りの
ものでいい

詩はないほうがいい
幸せなもの ....
一日が終わっていく
きょうは
1/150億年の一日
ちいさな一日

僕の一日は乾いていた
びしょ濡れだった人もいるだろう
途中で息絶えた人もいるだろう
寝過して飛ばしてしまった
 ....
コンクリート
信号機
看板

君がうたうのは何処。
君は何をうたう。

夏風がそっと聞いてくる

今年は
蝉の声が聞こえてこない

だから



君が鳴いてよ
君が ....
揺れる大空を
手のひらで掬ってみた
零れていくのは
昨日までの涙
真夏の炎天下の昼間に
涼しくて気持ちいい
この飛んでみたくなる水色を
ごっくん
微かな音だけになって

宇宙に放り込まれたみたいに


地上の星屑が
夜を点滅させる
   (七色の輝きの物語りを
    伺うことはない)

    ただ
    静かに

 ....
掴む

あなたをしることは
太陽をつかむよう

刻んだ空の破片を
脇に抱えて
あなたを見つめると
丘の上の鐘の音が七色に飛び散っている

あなたはいつもそこで
わたしはいつもここ ....
おまじない

君の名前を書く
君の名前を書く
君の名前を三度書く

そうしたら

嬉しくなって

なんでも叶う気がしてきた





 信じられる

信じられる ....
地球からながめると
原子核よりも
    ちっちゃな
          ちっちゃな
自分のからだの
   どきどきしている
       どっきどっきな
むねの奥で

ときどき ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと



あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
      最後の /色

      残されたままに/
/ひとつの ....
いまいましい季節が過ぎ去って
春の匂いを運んで
ちいさな風が
独り言を
ちっちゃな声で

ほんにゃら ほおい

赤いランドセルに
まだおんぶされているような
ふきのとうの葉で
傘 ....
穏やかな日々というものがある

一日一日に
棘があり沼地があるのは
ほんとうは知っている
ひとびとは
うまく避けながら果実を探して
今日の美食を味わう

それでも僕は
虹の掛か ....
オリオンのまばたきが
霞んで見える
蒼い夜の隙間から

一通の手紙が粉雪のように

宛先が書かれていない
差出人の名も書かれていない
薄い肌色の封筒

糊づけもされていないので ....
君に明日会えるのが
楽しみ
で そりゃもう
君に明日会ったら
嬉しみ
で そりゃもう

なんて
どうして言えないの

楽しい
にミを着せて
嬉しい
は裸のまま

うっ 寒 ....
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ

横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ....
こゆりさんの乱太郎さんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
聞こえた気がして- 乱太郎自由詩24*12-1-10
くるっと- 乱太郎携帯写真+ ...1811-11-15
詩作する人- 乱太郎自由詩28+*11-9-28
言葉- 乱太郎自由詩19*08-10-15
わたしは秋- 乱太郎自由詩29*08-10-3
ふたつの輝き- 乱太郎自由詩11*08-9-24
きいたよ- 乱太郎自由詩10*08-9-18
二十四時間- 乱太郎自由詩22*08-9-5
詩はいらない- 乱太郎自由詩23*08-8-29
1/150億年の一日- 乱太郎自由詩22*08-8-19
うた- 乱太郎自由詩11*08-8-14
手のひらに- 乱太郎自由詩13*08-8-3
- 乱太郎自由詩12*08-7-25
掴む- 乱太郎自由詩26*08-7-2
- 乱太郎自由詩21*08-6-22
ゆらゆら- 乱太郎自由詩21*08-6-13
ちいさな手帖- 乱太郎自由詩25*08-6-1
朝のスケッチ- 乱太郎自由詩22*08-5-21
残された色- 乱太郎自由詩25*08-5-7
ほんにゃら_ほおい- 乱太郎自由詩26*08-4-23
陽光- 乱太郎自由詩26*08-4-3
オリオン- 乱太郎自由詩20*08-3-22
うれしみ- 乱太郎自由詩23*08-3-4
白い地平線- 乱太郎自由詩22*08-2-21

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