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胸のいたみに身をまかせ

予感のまえで肘をさすった

空がこどくを叫んでいる

あたらしい緑が燃えている

だっくだっくと坂を下る

つないでいるのは骨だった


 春にむか ....
夜の街道は

甘い匂いに充ちていた

火を付けるまえの

煙草の葉のような

甘い匂いに充ちていた


ぬくもり

ふれあい

ひこうせん


夜の街道は

甘 ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
男と女をこえて

きみを抱きしめたい

欧米か!

なんて言われたいぐらい

そんな気持ち、なんだ


外灯や月がさやかになる

五月の闇が深くなる

月日は軽い足取りで ....
欠けたピースは

故障していて

だから

覗ける

希望があった

白い帽子被って

裏切りのない

五月の

風には

灰色の影には

欠けたピースは

 ....
クジラが歌う

地球が姿を変えてゆく

GWを確信している

闘病は人相を変えてしまうけれど

楽しそうに消費してゆくのさ


五月の緑は

幽霊みたく柔らかで

精液ほ ....
あの日から遠いこころが始まった

そっちがいい

どっちがいい

気が向いたときだけ優しくできる


こらえきれず

きみを待ってる

ギター教室から

きこえる音楽
 ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
革命家どうしの恋があった

恋は愛に変質していった

執着としての愛に

恋ごころとしての愛に

それは宝石のようだ

宝石の透明ないろをしていた


あきらめてはいけない
 ....
その色を灰にもさせて

白くも汚して

さくらが蒼ざめていた

それが散っている

空の蒼はふとその刹那

宇宙の闇にも見えた

それは地上の海だった


きょうは清明だ ....
さくらが夜に潜んでいた

ぼくが夜に潜んでいた

さくらがこの世に潜んでいた

ぼくがこの世に潜んでいた


さくらがぼくを映すのか

ぼくがさくらを映すのか


さくらが ....
夜風がゆるく吹いていた

さくらが銀河のようだった

カップルが一組

川向こうのベンチに座っていた

僕たちはすこし道に迷ったようだ

たまに肘があたる

あてどない人生が
 ....
テレビを見ながら

リモコンをカチャカチャやってたら

消音を押してしまった

それでなんとはなく

映像と文字だけを見つめていた

テレビから

映像や文字がなくなれば

 ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
木蓮はほどけて

黄いろい死斑を散らせていた

桜の木々は赤く汚れて

ところどころに

灰いろのピンクを零していた


季節はひとつを終わらせ

ひとつを始めてゆくというの ....
海のおもてはエメラルドグリーンで

絶えまなく変化する指紋のように見えた

そこには

際限のない虚無や希望の陰があった

際限のない快楽や絶望の放光があった


届くことのない ....
今期も残すところ実働六日です

計画達成まであともうひと踏ん張りです

強く持続した思いは、必ず物質化する、なんて

偉そうなこと言ってるもんだから

僕は間違いなく追いつめられていま ....
月が好きなふたりだった

いくつもの月がふたりを照らした

あのころの轍に

いさぎよくSAYONARAしよう


春なのに月は

霞みが微塵もなかった

真昼のしろさだった ....
寿司です

カウンターで寿司です

酢の匂い

きりっとやわらかい

食いもんの

わくわくする湿気

春の夜がスピンしている


既得権は

からだを支配する

 ....
 この坂道をくだるといつも、だっくだっくと体がバラバラになりそうになるのを骨だけが繋ぎとめているような気がして、吉梨三郎は不快なリズムを味わうのだった。
 それならバスを使えばいいのだが、三郎はそう ....
どうにかこにか学習帳

マイノリティのコミュニティ

おなじ穴ぼこあいた愛

うわさなんて、そうさうわの空


しぶとくみんな生きてます

人間だもの

肉だもの

心も ....
朝が更けてゆく

アフリカの太陽が

この街に

遠い音楽のように照りはじめる


ビジネスマンもウーマンも

スターバックスの紙袋抱えて

仕事場までの獣道歩いてる

 ....
息を吸う

それはいまから

深海に

深海に

潜るために使われる


だからいま

息を吸う

未来に

未来に

未来に会うために


息を吸う

 ....
西日 茜さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(53)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バベル- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-26
ぬくもり/ふれあい/ひこうせん- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-21
五月の香水- 吉岡ペペ ...自由詩1208-5-16
抱きしめたい- 吉岡ペペ ...自由詩908-5-10
いのちのパズル- 吉岡ペペ ...自由詩1008-5-5
五月- 吉岡ペペ ...自由詩208-5-5
遠いこころ- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-3
さよならの前につたえる- 吉岡ペペ ...自由詩1308-4-28
宝石- 吉岡ペペ ...自由詩808-4-20
清明- 吉岡ペペ ...自由詩108-4-5
さくらと潜む- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...208-4-4
銀河- 吉岡ペペ ...自由詩2208-4-3
本質- 吉岡ペペ ...自由詩308-4-2
さくらの雲のなか- 吉岡ペペ ...自由詩908-3-30
春の切実- 吉岡ペペ ...自由詩1108-3-29
蒼天と断崖- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-26
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-24
SAYONARA- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-22
春の夜がスピン- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-16
春の近い夏に通う①- 吉岡ペペ ...散文(批評 ...408-3-15
人間だもの- 吉岡ペペ ...自由詩208-3-13
アフリカの太陽、ニューヨークの- 吉岡ペペ ...自由詩408-3-10
深海に潜る- 吉岡ペペ ...自由詩808-3-6

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