すべてのおすすめ
もう子供じゃないから
無心にがんばるなんて
できない
ピアノも
何時間弾いたって
大して上手くならないことを
知ってしまったから
弾かない
誰かを
愛すれば愛するほど
虚しくなるか ....
ぴよぴよ
うまれたよ
あさでもひるでもよるでもないじかん
まいにちあかるいの
たべるものはいつもたくさんあるの
たべると
ぼくはすぐにふとるの
めきめきとおとをたてて
からだがひめいを ....
からだじゅう
メロンだらけ
まくわうり詰め込んで
生きる日常
愛してますか
わたしのこと
不安でたまらないときは
メロンナイト
メロンナイト
メロンナイト
朝目を覚ましたら、隣で眠っているはずの妻が、蟹になっていた。
かさかさ、もぞもぞ。
全長40センチくらいはあるだろうと思われる蟹が、妻の枕のあたりでうごめいていた。
僕は驚いて体を起して、メガネ ....
上から下を眺めて
もし落っこちたとき
やっぱりコンクリの上じゃなくて
芝生の方に落ちたいなあ
なんて考えてるうちは
無理なんだろうな
デパートは
大好き
熱帯魚売り場と
屋上が
あ ....
恋をすると毎日が楽しいだなんて嘘
充実するなんて嘘
人に優しくなれるなんて嘘
肌のツヤが良くなるなんて嘘
とにかく全部嘘
恋をすると
何もかもが色褪せて見える
世界はなんてつまらないんだ ....
友達の話。

彼はとても良い人で、10代の頃からの友達。
一人暮らしをしてた頃は、普通にうちに泊めたり、彼のうちに泊めてもらったり。女の子の友達と、感覚は全く一緒で、さすがにお風呂に一緒に入った ....
赤頭巾ちゃんはかわいい女の子です。だから黒頭巾ちゃんは赤頭巾ちゃんが大好きです。
赤頭巾ちゃんが作るブルーベリーのお酒や、カシスで作った甘酸っぱいタルトを食べながら、黒頭巾ちゃんは赤頭巾ちゃんと楽し ....
バスで行こう
バスで行こう
みんなで行こう
行く先は一緒
何も怖くない

だだっ広い平原を
大都会の真ん中を
険しい峠を
グランド・キャ二オンを
イグアスの滝を
南の楽園を
賑 ....
黒頭巾ちゃんは、おおかみにばりばりと食べられた後、おおかみの内側からはらわたを噛み千切り、ぬめぬめとした何枚もの膜をカッターナイフで切り分け、血まみれになりながら脱出しました。
そして何事もなかった ....
わたしはあなたに幻想しか見ていない
だから幻想を見せてよ
もっとたくさん

呼吸が浅くなるくらいの
幻想を見せて

わたしはあなたの背後から近づいて
棍棒を振りかざす
力いっぱい振り ....
 山のお坊さんはおじいさんでした。
いつごろからおじいさんになったのかは覚えていませんが、いつのまにか山のお坊さんはおじいさんになっていたのでした。

 山のお坊さんは、誰もいなくなった山の里で ....
留学生のアントワーヌは
フランス人だけど英語も話す
でもわたしはどっちもあやふやで
アントワーヌの言おうとしていることが
いまいちよくわからない

アントワーヌはおしゃれで
見慣れない色 ....
ピアノの上に跨って横から弾いてごらん
そう横から縦にショパンのエチュードを弾くの
指の動き早い早い早い
ねえどうやって弾いてるのねえちょっと見せて見せて
すごいよまるで曲芸だね
ねえわたしも ....
遠いかもしれない、未来のはなし。

 地球上では、人が少なくなっていました。とってもとっても、少なくなっていました。
 種の数は、大型の哺乳類の場合、子を作れるオスメスが半数ずつで1000頭を切 ....
青い空の向こうから
巨大な顔が降ってくる
にこにこにこにこ
笑いながら
うわあこっちにくるな
むかし
街外れにあった
ログハウスみたいな喫茶店で
冬になりかけた秋の日
あなたと二人
熱いコーヒーを
挟んで

何も考えていなかった
でも永遠だとも思わなかった
そのころは恋愛関 ....
よる寝ていたら
彼が帰ってきて
ひどく酔っていて
わたしは体を起こした
そしたら女の声がして
女もひどく酔っていて
大きな声を出してる
「もう帰れないんだし泊めてよ」
髪の長い
白っ ....
その場所は小さな木造モルタルのアパートで
たぶん1980年代のどこかで建てられたもの
疲れていたので
迷いはなかった
部屋に入ると
中は2DKらしいのだが
ごちゃごちゃと荷物が多く
狭く ....
あなたは電車で言った
こんなこと長くは続かない
続いたことはあるかと
わたしは答えられなかった
続いたことなどなかったから
答えはいっこだけ
答える必要などなく
いつか終わる
けれどだ ....
ゆっくり服を脱いで
ここは最上階で
ほくろの位置は秘密で
わたしはあなたとベッドに入る
暗い暗い部屋で
わたしはわたしを
見せたくない

あなたはわたしのともだち

外の夜景を見る ....
夢で見る弟を追いかけてしまう

弟は時折現れる
でも触れることはできない

わたしがピアノとフルートの伴奏で
歌を歌った夜
弟は会場の一番後ろの席に座り
わたしを見ていた

「弟だ ....
裏返る感じがして
げぼっと吐いた
ごめんなさいごめんさないと
つぶやいてみたけど
ほんとは誰もいなかった
いないのはわかっていて
わたしは必死で謝る
ごめんなさいこんなことしてごめんなさ ....
ダサい名前
酔っ払って
あんた誰?みたいな中年男と
駆け込んだボロい部屋

例えばそこで
一発済んだあと
がたがた動くベッドに不審の念を持ち
マットレスを上げてみたら
ベッドの下に
 ....
わたしは家族に会いたいなと思って
晴れた日曜日におでかけしました

家族はどんな人だろう
わたしを愛してくれるかな
晴れた日曜日の道はゆらゆら揺れる

ポストは赤い
空は青い
犬はわ ....
今思えば
すべてのことは
半径二キロの輪の中で
起こっていた
その中は
やさしい
繭のなかのように
柔らかくて

はじめて刺繍糸を買いに行った日のこと
鮮やかに覚えてる
刺繍で風 ....
暑いので
昼食のあと横になったら
二時間も寝てしまった

どこにいるかわからなかった
イモリの夢を見ていた

二匹のイモリの夢
夏の朝は暑い

水を撒く匂いと音が好きだから
枯れそうな花にもじゃんじゃんかけてしまう

息子はDVDを見たがってる
しょうがないのでセット

明日もあさってもずっと夏休み
永遠に続 ....
パンダ部の先輩は
いばってる
パンダ部にいる人は
出世が早いという噂
コアラ部の部長は
いつも深刻な顔してるけど
その割に
取り越し苦労が多い
ゾウ部の女性社員は
いつも大量の書類を ....
ここで。
ほんとうのこと、を。

二つの道しかありません。

えいえんのあき
はるのくるふゆ

どちらを選びますか。

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m.qyiさんのチアーヌさんおすすめリスト(100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生命の木- チアーヌ自由詩1005-3-4
おひさまのひかり- チアーヌ自由詩505-3-2
メロンナイト- チアーヌ自由詩305-3-1
蟹妻- チアーヌ散文(批評 ...1105-2-16
午後のデパート- チアーヌ自由詩705-2-11
恋をすると毎日が楽しいだなんて嘘- チアーヌ自由詩705-2-10
友達の話- チアーヌ散文(批評 ...205-2-8
黒頭巾ちゃんと赤頭巾ちゃん- チアーヌ散文(批評 ...705-2-8
バス・ツアー- チアーヌ自由詩205-2-8
黒頭巾ちゃん- チアーヌ散文(批評 ...1005-2-7
愛の幻想- チアーヌ自由詩204-11-17
山のお坊さんのはなし- チアーヌ散文(批評 ...704-11-16
新しい部屋- チアーヌ自由詩804-11-6
甘いスープ- チアーヌ自由詩804-11-4
遠いかもしれない、未来のはなし。- チアーヌ散文(批評 ...604-10-15
- チアーヌ自由詩1204-10-15
むかしのはなし- チアーヌ自由詩404-10-14
いない場所- チアーヌ自由詩504-10-7
リラックス- チアーヌ自由詩204-9-26
記憶装置が壊れるまで- チアーヌ自由詩604-9-22
ともだちの夜- チアーヌ自由詩4*04-9-18
- チアーヌ自由詩604-9-14
嘔吐- チアーヌ自由詩704-8-29
ホテルフリーダム- チアーヌ自由詩8*04-8-25
家族に会いに- チアーヌ自由詩1004-8-4
刺繍糸を買いに- チアーヌ自由詩1004-7-24
昼寝- チアーヌ自由詩504-7-21
夏のシャワー- チアーヌ自由詩3*04-7-20
カバ部の彼氏- チアーヌ自由詩1304-6-19
初秋・分岐点- チアーヌ自由詩2*04-6-4

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