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先日の夜、だったかな。
それとも朝、だったか。

誰も食わねえ北海道みやげのわかさいもをバリボリやりながらテレビをみてたら、
すき屋のCMをやってた。有名な牛丼のチェーン店だ。
そこで俺は信 ....
アナタハ ダレデスカ

身寄りも帰る場所もなく来る日も河川敷を掘じくる佐久間少年ですか
地球の汚染大気に蝕まれ余命いくばくもないメイツ星人ですか
ふたりきり
河川敷の工場跡で
下水道に住む ....
もうダメなのかもしれませんが…
とりあえずみなさん、これ読んでください。
『詩学』バックナンバーのぼくのお薦めは、伝説の「西脇セミナー」と
いうのがあって、西脇順三郎さんと詩人が集まって、『Am ....
今、ぼくのPCデスクには、国語辞典と、二冊の詩集が置いてある。
国語辞典は、わかんないことばがあった時、いつでも調べられるように。
詩集の一冊は、新潮文庫の『西脇順三郎詩集』。村野四郎さんが編集し ....
詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君の目とぼくの目とが ゆっくり重なる

たとえば 早朝の ....
ことばなんて おぼえちゃいけないのかな
保育園の先生に さよなら を言いわすれた
ユキ姉ちゃんが
いつまでも半ベソをかいている
そのすぐ傍で たあくんが
「あびば ぷぅー」と叫びながら
そ ....
酒がキレた俺とアンちゃんは
「大きな砂浜のある」駅にあてもなく降りる
行商のオッさんはしゃべり好きで
列車の走るあいだ ずっと
ハマグリが夢をみる話とか
食べられる星を手に入れた話とか
 ....
ここでは稜線をつよくなぞるようにして吹きつける風が、けし
て浅くはない爪跡を至るところに残している。砂混じりのかわ
いた大気に、あれた山肌に、つつましい色を放つ丈の低い植生
群に、かるくひび ....
規則的にしずかに眠らないモーターが
半音階だけその声をあげて
いつの日か再び息づきはじめる時
スキャナーは熊のように鼻をひくつかせ
カウンターは目盛りをゆるやかに揺らし
サーモスタットが ....
風のなかに
釣り糸を垂らしている
それはおぼろげとなってしまった古い
記憶をせめて呼び醒ますよすがではなく
かなしい決意でも無邪気な思いつきでも
その日の飢えをしのぐための
投げやりな衝 ....
マリーゴールドと
マーガレットの区別がつかない
ツバキとツツジを間違えて
笑われてしまう
アヤメとカキツバタにいたっては
はなっから諦観の境地で
でもそれはちょうど
パスカルとサルトルを ....
 1

「静かの海」に移り住んで五年
いつしかぼくは
ブロード・ビジョンに映される
地球の姿を見続けていた

何も入っていない写真立てを
そっと伏せる
ゆっくりと死んでいく巨 ....
まあ、いきなりマンガの話です。昔のマンガですね。原作者は吉沢やすみ。
昭和45年から50年にかけて連載されたこのマンガ、ぼくの世代ではアニメの印象がかなり強いです。アニメも大ヒットで、実に103 ....
ガッツ星人にやられて
爆発炎上してしまったウィンダムに
ウルトラセブンは 別れのことば ひとつかけてやれなかった

次の瞬間には ウルトラセブンは闘っていたのだ
地球を侵略者の手から救う ....
岬の陸続きに密生する森には、たえず湿ったカーテンがかかっ
ていて、それが灯台の守りをするぼくらとの境界線だった。上
から下へ、あるいは奈落へ、数字のように降り注ぐ水のカーテ
ン。けしてぼくら ....
「ええと…ミスターチャド、くん?」
「いいえ、チャボです。ボクシングの『ボ』…」
「ああ、ぼったくりの『ボ』ね。…実戦経験ありか。どこのプロレス?」
「あのう…正義の、味方です…」
「聞いたこ ....
石垣りんさんのことを書かずに倉橋さん、つーのは、詩書きとしてどー
か、とも思えるんですが…。倉橋由美子さんの作品からは、ぼく好みの
何ともいえぬニオイがして、大好きな作家さんでした。

んで ....
{引用= はじめに断っておきますが、これはオリジナルではありません。
 格闘家の前田日明さんが語った少年時代のエピソードがあまりにも
 いい話だったので、詩にさせてもらいました。
 もちろん、ご ....
ずっと
胸のエンブレムを隠して生きてきた
正義のヒーローが
ひとりいた
今どき分りやすい悪なんて
そこらそんじょに転がってるもんじゃないし
ギターが弾けたらよかったのに
古 ....
1

かんがえごとをしていた
アンテナの感度オーケー
かんがえごとは好き
詩の神様が降りてくるのを待ちながら
かんがえごとをすると 頭が湯だって
ピキピキ ピキ ポン!
となる瞬間 ....
赤茶けた
ぬくもりの大地に
無言の歓声を喚げる。

曠野にひとりうたうピアノ。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=25813

たもつ(敬称略)『十階の家族』。
子どもの夢がどんどん膨らんでいくのは、いいもんです。その夢を親が一 ....
「すべての生命は海から生れてきた。じゃあ、星はどっから生れてきた?」
そう、宇宙だね。ぼくらの生命の、おおもとの、そのまたおおもと。
ぼくらが海に郷愁を感じるように、宇宙に郷愁を感じるのは、け ....
ぼくが自炊する時によく使う副詞
「ケツが割れるほど」ナツメグを摺りこんで
「気がちがうくらいに」コショウをふりかけ
「めまいがしそうなほどに」焼酎をブチ込みます

猫のフクちゃんが匂いを ....
たあくんは
生えかけの歯が かゆくてかゆくて
何でも口に入れてもぐもぐしている

おっぱいも よく噛んで
痛がるカミさんの反応を見て
ケタケタと笑う

この年で女を泣かすのか。
近くのスーパーで2480円で買った
ドリアンが いい具合に熟れたので
苦労してむいたら その匂いで
カミさんが騒いで 赤んぼが泣いて
しかたなくベランダで立って食した

昼食はクサヤの ....
先に子どもたちの声が消えた。流氷のひしめく冷たい海に放り出さ
れた私たちの生きようと叫ぶ声がむなしく響く。この海のなかでは
私たちは完全に無力であった。この冷たい氷の海のなかでは。
脱出を試 ....
たあくんが生れてこのかた
ユキちゃんはめっきりむずかしくなりました
もう三歳 なんだけど まだ三歳
父さんとは手をつないで歩こうとしません
母さんにだっこをせがんでは
えんえん 泣いてい ....
はじめのズン類はふたりでした
手をつないでいたから間違いありませんでした
トリとサンサスンスンといいました
なまえをつけたがるのは神さまのわるいクセでした

ふたりのズン類は丘のうえに立 ....
 *

文献によればビー玉沿線の原形が見いだされるのは乾永4年というから
はるか安土桃山時代まで遡る。むろん当時は鉄道の概念はなく線路など
というものは存在しないがビー玉を直やかにすべらせるた ....
m.qyiさんの角田寿星さんおすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すき屋の真ん中で「何しとんじゃ吉野屋」と叫ぶ- 角田寿星散文(批評 ...25*08-8-29
ムルチ(怪獣詩集:帰ってきたウルトラマン)- 角田寿星自由詩1508-7-31
詩学社を救え!- 角田寿星おすすめリ ...28*07-10-14
詩集が売れない理由。- 角田寿星散文(批評 ...3*07-9-26
もいっぺん、童謡からやりなおせたら(第二稿)- 角田寿星自由詩16*07-5-28
きときと。- 角田寿星自由詩16*07-5-23
砂浜に絵を描く(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩707-5-18
山岳地帯(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩7*07-5-16
春の記憶- 角田寿星自由詩1807-4-25
風を釣る- 角田寿星自由詩19*07-4-16
花の名前をおぼえようとする- 角田寿星自由詩28*06-10-9
「静かの海」綺譚_(1〜10)- 角田寿星自由詩1406-2-23
ヒロシと寿司と母ちゃんと(吉沢やすみ『ど根性ガエル』)- 角田寿星散文(批評 ...6*06-1-3
ウィンダム(怪獣詩集)- 角田寿星自由詩9*05-9-23
「灯台のある岬をめぐる」駅にて(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩405-9-3
明日のために!Mr._チャボ(Mr._チャボ、真夏の激闘)- 角田寿星自由詩705-8-27
新訳『星の王子さま』レビュー〜倉橋由美子さんの遺作- 角田寿星散文(批評 ...3*05-7-23
ゴモラ(怪獣詩集)- 角田寿星自由詩1205-7-20
ハロー、Mr._チャボ(Mr._チャボのテーマ)- 角田寿星自由詩1305-7-19
詩人は、どうしてこんなにセツないんだろう(おまけ付き)- 角田寿星自由詩3*05-7-10
- 角田寿星自由詩305-7-8
おんなのこ、おとこのこ_〜たもつ『十階の家族』〜- 角田寿星散文(批評 ...605-6-7
佐々宝砂『星涯哀歌_1』によせて- 角田寿星散文(批評 ...305-5-11
食べる(男の料理編)- 角田寿星自由詩305-2-26
食べる(そろそろ離乳食編)- 角田寿星自由詩605-2-26
食べる(家庭の危機編)- 角田寿星自由詩905-2-26
Di/stance- 角田寿星自由詩805-2-15
クライング・ミス・デイジー- 角田寿星自由詩505-2-2
へそと歴史(ボイン編)- 角田寿星自由詩505-2-2
ビー玉沿線- 角田寿星自由詩705-1-22

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