真っ白な世界行き交う春隣
ほの香り風に教わる梅の場所
雪景色南の友に添付する
外はまっしろで
外はまっしろで
外はまっしろで
ああそうか
きみの感情って
こんなのか
とけないゆき
ぼくのもとへ
舞い降りる
あ、いたいな
ちくり ....
不安のきえない夜は
こうやって
雨の音を聞くんだ
ひっそり こっそりと
しばらくはやまないよ
焦ったりしないで
明日に追われたりしないで
そこで ....
友達には言えない愛の言葉
あなたとの
出会えるのも
たぶん
もう
カウントダウン
いつも聞かされる
あなたとあいつの恋愛話
それは
僕が前に進めなかった
あなたからのペナル ....
街角で意味が言葉を待っている
路地裏で言葉が意味に迷ってる
大通り概念だけで埋め尽くし
僕はただ謝りたかっただけなのに
街並みに黄昏れはじめた君の影
目を開いたら夢が色あせて
幾千万の光と見慣れた風景が
優しく姿を現して
朝日の昇った双葉色の空を見つめ
一人じゃない事に感謝する
夢じゃないことに感謝する
....
いちばん旧い校舎の
さらにその裏
もう誰も見に行くこともない百葉箱
そのそばに菫が咲いている と
君が云ったのが
はじまりだった
ふたりはそれからそこで
いくつかの秘密をかさねた
....
いっぽ。
周りには誰もいない。
いっぽ。
あなたも傍にはいない。
いっぽ。
海は抱きしめてくれるだろうか。
いっぽ。
怖くて歩めない。
いっぽ。
多分、あの人に抱かれるのが。
いっ ....
ムーミンといわれれば
確かにそうだけど
クロネコが
座ってるようにも
見えない?
あなたは笑って
あたたかいうちに
召し上がれ、と
砂糖を差し出した
では
頂きます
形
壊れないように
そっと ....
もう無理
もうこれ以上は無理
誰かに
何かに
縋りつかなきゃ
生きていけない
ひとりでなんて
歩いていけない
ひとりでなんて
立ち上がれない
ひとりでなんて
笑え ....
「人間だから」と
宝ものだったあの人が
だからものになってしまった
「運命だから」と
宝ものだった恋心が
だからものになってしまった
「才能だから」と
宝ものだった夢が
だから ....
隠せない傷跡を見られたとき
後にうまく接することはできないだろう
人との出会いが生み出すメリットとデメリット
両者が生み出す不協和音と神
寂しがりやな僕には
音楽を聴かずには ....
科学者は物事が起きてから考え
証明できるものだけを認める
創造者は、無い世界に生き
科学者は、無という言葉を持たない
....
すべての数が
奇数であればいい
あるいは
すべての多角形が
三角形であればいい
それもできれば正三角形で
そんなことを思ってしまう朝はおそらく
何かをあるいは誰かを
探す夢を見てか ....
お兄ちゃんがまた
女の人に振られてしまったよ
かわいそうに
死んでしまいそうに落ち込んでるよ
幼いころから
おっちょこちょいな人だったよ
がまんしてればよいものを
いつもちょっとかた ....
枯れ木が
寒空を
支えている
この曇り空が
落ちてこないように
このセカイが
水浸しにならないように
枯れ木が
寒空を
慌ただしく過ぎる日常の時間
あなたはいつも頑張ってた
「頑張ってないよ」なんて言いながら。
しんしんと積もる雪
さらさらと流れる川
そんな時間もいつもあなたは頑張って ....
もやもやする。
君のコト、考えるだけで、
胸がキュンってなる。
苦しくって、死んじゃいそう。
もしかして。
そうか、
これが、猫ってやつか。
私は猫し ....
いつも待ってくれている
私がここに帰ってくるのを
表情はいつも違うけれど
優しく微笑みかけてくれるような
そんなあったかさがある
毎日毎日またせてごめんね
明日はもう少し早く帰って ....
頬染めて冬恋い焦がれる木葉達
雪と出会うを夢見て眠る
夏は恨めしかった太陽が
こんなにも恋しいだなんて
朝もやの景色に舞い降りる太陽の光が
こんなにも美しいだなんて
そんな何でもないことにふと気付いたら
なんだかふんわり幸せでし ....
わたしってもっと強いと思ってた
ううん
ホントは弱いって知ってた
最近は毎日が楽しいと思ってた
ううん
最近は毎日を楽しいと思ってた
最近あんまり泣いていな ....
こんな夜のなか
泣いてるひとがきっといる
わたしみたいに
ふとした瞬間に青い空
僕は心臓を砕かれた
あれほど危険と言われていたのに
ふとした隙間に青い空
僕は心臓を砕かれた
無心になりたい
真空に
舞い散る光に
目をつむって
無心になり ....
カタッ
寝ている時に頭の中で音がした
小さな小さな音がした気がした
朝になって起きてみたら
崩れていた
崩れる時って
もっとガラガラガラとかガタガタガタとか
大きな音がな ....
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