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何度もみた
夢のつづきなのかもしれない
しろい腕がとどいた
ビルのうっすらと翳る
ほこりのように 積もっていて
砂のように舞い上がりそうな
潮の匂い
(あ ずいぶんと
....
ついに漂着した朝は
まっしろくて水浸しでカーテンは透ける
明るいな
きみのよわい視力
それに傷つけられたわたしの背を
すこしぴんとさせるようだよ
ねむり
に、かたちをあたえようとする ....
お風呂場でうたう
大好きな歌を
思い出に聞かせてあげる
きらいだったひとの顔
負けたくなかったひとの顔
いつも屈服せざるをえない
幸運なひとの顔
なにも
なにひとつ
....