すべてのおすすめ
かろやかな韻を踏んで彼女はやって来る
きせつのすべてを引き連れて
草原や潅木の露をあつめたりミツバチたちと
あかしやのはちみつをつくるんだとか

神殿の壁はまだひんやりとして小さな蛇がやすん ....
学生服で横浜野音のロックフェスティバルにはじめて友達と行ったのは
田舎からでてきたばかりの冴えない俺

両想いだったかもしれない恋も風に紛れてどこへやら
彼女は僕とは別のさわやかな青春のむれの ....
想像のちょうじょうから降りてくるものがあるんだ
延髄から降下してゆくエレベーターは脊髄を各階どまりで
総なめして行く黒い影をともなった魔術的旋律なのだ

人間が理性なんて持ち出したのはつい最近 ....
おもうんだけれど
すべての真実はきっとどこかの看板の裏にでも
ちいさな文字でこっそりと書いてあるんだ

ぼくの夢の中の沙漠の入り口で老人は言ったのさ
誤解は理解の種
迷妄の畑にも真実の苗は ....
さわれないことば
冷えてゆくかけがえのなさ
いつもとぎれてしまうモチーフ

あたたかいスープもないテーブルでは
君の影がゆらめいてみえる

ほんとうは君の髪にふれていたかった
ゆびがい ....
古本のあいだにみつけた四葉のクローバー
これをはさんだのはどんなひと
幸福をひとつ逃したのかなあ
それならかわりに僕がもらっておこうか

きみの幸福の受信感度は良好かな
太陽にはいま怪物級 ....
あなたはそれが
遠いところにあるとおもっているのでしょうか
海にわきあがる雲をみているように
自分にはかくれてるように感じたのでしょうか

風が蒔いていった種はどこかで芽吹いて
きっとそこ ....
母のおむつと尿漏れパッドを買う
要介護度3でデイサービスと訪問介護で
助けてもらっている

食べ物にたいする執着がつよくなっているようだ
それが生きるということなのかもしれない

子供た ....
ダーウィンはロンドン動物園の小さなジェニーがお気に入り
彼女は言葉を理解しおやつをおねだりし公爵夫人に自分の可愛いドレスを
見せびらかしたり本当に人間の子供のようだった

1832年にビーグル ....
ぼくたちはことばの国のたびびと
遥かな源流から
ひとひらの花びらが流れてきてそれは
あらたななまえを与えられて言葉となる

ぼくたちは森を抜け荒れ野を辿り
大地から漏れ出た溶岩流に閉じ込め ....
愛という甘美な束縛に身をゆだねることで
ひとはみずからくるしみを選ぶのかもしれない

虚ろな自由よりは五感を満たす快楽が
存在の証となることを
本能的に知っているのかもしれない

国が侵 ....
あさひばり月の弓から放たれて飛び

川面より一筋のひかり朝靄を切る

遺伝子のテーマかかえて君を想うその先にあるのものはなに?

奪われしすべての愛に花を手向けん

回答をさがしてみよ ....
ときどきは会いたいね
ところで思うんだけど

藍色の自分がいて
それは愛にもなれるし
遇いもつかめる

2音素のaiという母音は
子音を携えて色を変えてゆく
それがあなた

 ....
まず魂のくせを矯正します
今世のくせも後で清算する予定ですが...
とりあえずお世話になった想いの数々に手土産のひとつももたせて
さっと湯通しをします

その際肩をおもみしても構いません
 ....
給料日またもや上がる摩擦係数

柿の種噛みつぶすのは癪の種

イエスノー枕最近イエスも忘れかけ

山の神箱根駅伝速いかもね

ダイエットしてどうするのと言いそびれ

幸せにする ....
長いスロ-プを滑り落ちてくる記憶の思いがけなさに
ふと足をとめて目の前をよぎる影を追えば
短くなった日時計は正午でとまったままうたたねをして
またあの回廊へといざなってゆこうとする

この場 ....
タイトルはブリティッシュトラッドの歌姫
サンディ−デニ−の海と私のねじれたキャンドルというアルバムからいただいた

近所に日本最大級の品揃えの蔦屋ができてそこでいまはなき彼女のジャッケットに遭遇 ....
あるひめざめたら
さびしいにんげんが
さびしいにんげんのあしを
ひっぱっていた

高級なこどくが秤にのって
じぶんの重さをはかっていた
うしろすがたをみるとかみさまだった

あるひめ ....
生きてゆくちからが 愛するちからがいまもあるならば
笑い転げたあのジョ−クを 思い出してよ

僕の最初のまちがいは 生まれたことだってね
いちばん不幸なのは 君と一瞬も離れることができないこと ....
僕達は旅立たなければならない
その始点と終点はひとつの意味のまとまりを持つ
優美な構造体であって欲しい

君や彼女や彼等が互いに意味付けあう関係性の生きものである僕らは
社会性というオペレー ....
コトバは音声と意味を結びつけるしくみの総体である
コトバの本質は意味を伝達する道具

それはぼくの頭の中の愛という概念を体の生理的機能にしたがい
aiという2音素の物理的波動に変換してきみの鼓 ....
病院のベッドに三日間泊まった
聖なる牢獄に三日間も居たんだぜ
すごいことさ

可愛い看護師さんは小首を傾げて言った
何処に居たってあなたの生きる不安は同じでしょ
そう彼女はとても魅力的でセ ....
僕のなかには日常とは違った時間が流れている
それを詩の時間とでも名付けようか
遠いところからやってきた亡くした妹の様に
僕の本当の名前をささやいてくれるもの

日常がすべて散文的だとは限らな ....
今さらその年で自立もないのではあるが
おやじなりに家族やら仕事やら北政所のご機嫌をとったりの
相互依存の日々を懐かしくおもいだすのであった

自立する以前にまず家族からほっぽり出されて ....
空は突き抜ける様に青かったし俺のバイクは相変わらず
走り出すまではやけに重かった
時々はビニールレザーのシートの上に安っぽい天使が
休んで煙草をふかしていたりするのだけれど
それでも自由を愛を ....
僕は病んでる自分を疎ましく思ったり

でもいとおしくもある


診察券にはだいぶ慣れてきたし

人間て病んでて当たり前なのかも知れない


検査着に着替えて腹部CTをとる

さ ....
夢見ることが

ちょっと億劫なのです


ピアノをポロんと弾くように

言葉がこぼれます


僕を待っているものがなんであろうと

きっと仲良くなれます


暦の明日に色 ....
市の図書館は総合文化センターの一階にある


駐車場から入るとホールがあって催し物の案内や地域の特産品の紹介コーナーとかがあり

そこに地元出土品展の案内の女性が立って二階へと入館者を誘って ....
じつと待っていた感情が対象とともにやってきてこころをつくる

こころは波うちまた対象も変化して感情も泡立つ


月夜の魚は狂おしくかつまた慌ただしく波間に飛び散る月の光を追うている

島 ....
君を前から見ると普通にかわゆい
後ろから見るとなかなか良いお尻だ
でもさあ

横から見ると何も無い
それは可愛い実存的謎だ

類推するに君はこの平面だけの愛すべき生きものなのだ
 ....
beebeeさんの梅昆布茶さんおすすめリスト(148)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼女- 梅昆布茶自由詩1212-5-27
Woodstockと宇宙船- 梅昆布茶自由詩712-5-23
爬虫類の時代- 梅昆布茶自由詩912-5-22
謎の真実- 梅昆布茶自由詩1812-5-20
グルーミング- 梅昆布茶自由詩1712-5-15
しるし- 梅昆布茶自由詩1312-5-13
たいせつなもの- 梅昆布茶自由詩2212-5-9
買い物- 梅昆布茶自由詩2412-5-8
ダーウィンの愛したオランウータン- 梅昆布茶自由詩1812-5-6
言葉の旅人- 梅昆布茶自由詩1812-5-3
卒業- 梅昆布茶自由詩13+12-4-30
花をたむける- 梅昆布茶自由詩13+12-4-29
藍について- 梅昆布茶自由詩1512-4-27
魂の浄化のレシピ- 梅昆布茶自由詩1912-4-25
軋轢- 梅昆布茶俳句9*12-4-22
旅立ち- 梅昆布茶自由詩912-4-22
海と空とねじれたキャンドル- 梅昆布茶自由詩912-4-22
うたのはずれのうた- 梅昆布茶自由詩1512-4-17
こいのうた/2012- 梅昆布茶自由詩912-4-16
夢の門出に- 梅昆布茶自由詩1012-4-15
aiという音素- 梅昆布茶自由詩1812-4-11
自由或いは生きる意味- 梅昆布茶自由詩2212-4-8
詩の時間- 梅昆布茶自由詩2512-3-29
自立する親父- 梅昆布茶自由詩912-3-27
1983- 梅昆布茶自由詩1412-3-22
診察室- 梅昆布茶自由詩2312-3-17
中途半端な夜に- 梅昆布茶自由詩1312-3-12
古代の器- 梅昆布茶自由詩6+12-3-10
お魚の夜- 梅昆布茶自由詩812-3-9
2次元方程式の彼女- 梅昆布茶自由詩612-3-4

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