すべてのおすすめ
あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた
あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり
癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
あの頃は
純粋で
汚れもしらず
楽しみも少なかった
でも
だからこそ
透き通っていた
いまさら出会って
あの頃は
すごく君が好きだったんだ
なんて
....
そこにあるものは
全面を青く塗り潰した
あたかも絵のように飾られたもの
ある男は言った
ただの青かと
ある女は言った
涙の絵なのねと
子供は言 ....
たとえば
お刺身を食べるとき
お箸じゃなくてスプーン
ちょっと一周走ってくるのに運動シューズじゃなくて下駄
私の隣で
昔の彼女との楽しかった思い出話を自慢気に話する私と付 ....
透き通る空
どこまでも青く
爽やかな風は
部屋をかけぬけ
昨日までの憂鬱を
持ち去ってくれる
空を見上げ
吸い込んだ空気
体内で粒子になって
私の細胞に
元気をくれ ....
朝
まだ冷たい風に吹かれ
空を見上げたら
白い風船が
力を使いきり
はらりはらりと私のもとへ
糸の先には
まあるい花の種
育ててみようと思いたち
長旅で疲れたであろう種 ....
月夜の晩に
月に向かい
踊るのさ
サンバやチャチャチャは
無理だけど
虫の声と
風の音を伴奏に
両手をゆらり
ゆらゆらと
月をあおぐ
狐の舞
虫の声に
....
歩みを止めて
立ち尽くし
しゃがんでしまった
立ち上がらなきゃ
そう思うけど
思えば思うほど
立ち上がれない
いいジャンプをするために
そうだ
いいジャンプす ....
風船
たくさんふくらます
ぷうぷう
ふうふう
赤や
黄色や
青色や
マーブル模様は
お気に入り
全部自分でふくらます
今日のお天気よりも
私の気分が軽いか ....
母の日
雨
ありがとうの気持ちが
遠回りしながら一回り
ありがとうは姿を消して
私はありがとうを通過した憎しみを噛んでいた
飲み込むことも
吐き出すこともできず
ただ ....
悲しさや
つらさや
淋しさは
忘れたふりをしては
いけません
心の奥底に
オリとして
静かに存在しつづけ
爆発する日を待っているから
なんでもいい訳じゃない
赤を示す日もあれば
白い日もあり
紫が輝いてみたり
ビロードの日もあれば
綿だったり
ナイロンだったり
山だったり海だったり
女だったり男だったり
....
恋なんて
忘れちゃったの
毎日 床に雑巾かけるのが忙しくて
ウキウキなんて
忘れちゃったわよ
毎日 庭の草むしりが
忙しいの
ワクワクなんて
もう忘れちゃった
....
足がかゆい
ばりばりと
かゆいあたりを
かいてみる
痛みはもとより
触れても分からないはずの場所がかゆい
きっと
ナイフで切り付けても気付かないであろう足の一部
神経が ....
ぶらぶらと
行くあてもなく
ぶらぶらと
輝く夜景を眺めながら
なんとなく
ぶらぶら
気付けば夜景の中に
ぽっかりと
穴の開いた心に
街の灯りが染み ....
夏がそこまで来ている季節
山の木々の新緑が
やけに眩しくて
道端の花の咲き乱れる様子が眩しくて
息づくすべてのものたちの
生命の躍動が
私にも頑張れと
そう言って ....
昔の恋を懐かしみ
遠い日の
あの気持ちがあふれだす
淡い恋心を思い出しながら胸に秘める
目の前のあなたは
そんな私を知らない
優しく私を抱き締めるあなた
私の胸と
....
本の隙間から
ふとした時間の割れ目から
長くあけることのなかった引き出しから
ふいにあの頃のあなたが顔を出した
懐かしさに時間を忘れ
あの頃の自分になってしまう
....
自分の身勝手から
すべてに放り出された男
孤独と挫折を繰り返した
男の左手首には
すべてを終わりにしたかった
一本の深い傷跡がある
何も聞かず
何も言わず
後ろから ....
こんな夕暮れは
たまに
たまになんだけど
あなたに逢えることが嬉しくてしかたなかった頃の私が戻ってきてね
ふたりで駈け落ち気分で出かけた場所を思い出すの
嬉しくて切なくて
....
淋しくなると月を見る
たったひとつしかない月を
知らない誰かと
この一瞬を共にできているかもしれないと
期待しながら
月を見る
ひとりじゃないよと
自分に言いながら
....
雨降りの朝
とても嬉しいことがあった
久しぶりに嬉しかった
だから
この気持ち
風に乗せて
みんなに配りたい
ありがとうの言葉を添えて配りたい
雨なんかに負けな ....
喧嘩してたんこぶできた
悔しくて暴れたら
たんこぶできた
幼い頃は親戚のおばさんに抱っこしてもらって
撫でてもらったっけ
もう大人だけど
私の頭のたんこぶは
ズキ ....
ふわふわの朝靄に
あなたを見送る
消えていく後ろ姿は
ふわふわと
朝靄に包まれ
見えなくなってしまう
早く帰ってね
って言ってみるけど
朝靄に邪魔され
あなたのとこまで届 ....
私にも
少し休みをくださいな
静寂の中
何にも刺激されず
自分の脳と
戯れたいんです
だから
どうか
少しだけ
私に休みをくださいな
彼女がいやなのは
その事柄よりも
それを知らないでいる時間
彼女がいやなのは
戦わずして逃げること
彼女がいやなのは
無視されること
人は傷つきすぎると
誰もが自分 ....
七色の虹
雨上がり
ふうわり浮いて
ここまでおいで
って言っている
追い掛けるけど
触れなかった
七色の虹
全部合わせると光になるって聞いたから
クレヨンで光を作ろうか
白い画用紙の上 ....
さあ
一歩前へ
春風がそう言いながら
桜の花びらを携えて
背中をそっと押してくれた
さあ
踏み出そう
あなたの暖かい手につかまれた私の冷たい手
ずっとつないでいると
あなたの優しさが染みてきて
暖かさをよみがえらせる
その優しさは
私全体を包み込み
私を安らかな気持ちへと誘ってくれ ....
街灯がぽつんと揺らめく夜
私の嫌いな公園に咲く
桜の花を見に行ったことがある
私が眠っていたら
仕事から帰宅した母が
お酒臭い息で興奮気味に私を揺り起こした
お前の好きな公園が
....
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