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宝石が輝く未来を映す
約束をしてる指輪のように

細かい傷さえ命の鼓動を
刻んだ証に選ばれた音

エレベーターの最上階で見る
夜景と同じ眩しさを知っても

転がる釣銭を追い求めてる
 ....
制服のふたりがイヤフォンを分けて
同じ音楽の風に乗ったまま

片耳を横切るかすれた予鈴
真ん中でぶつかる裏声の歌

美しいものに触れるとみんな
お腹がいっぱいになりませんか

鞄の中 ....
こっくりとした
黄色の満月が

ぽっかりと浮かぶ
十月の夜

すっかりと冷えた
心を温める

まっすぐな光に
酔いしれて

うっすらと重くなる
瞼を閉じれば

しっかりと ....
綺麗なものが見たくなった時
忘れたはずのスキップで進む
心は純白の雲を追いかけ
フェイクファーの鼓動を感じていた

指先でちぎる心臓の形
外側に付けて歩いてみると

どんな攻撃でさえも ....
空や海や
群像劇の主役は

絵の具では
出せずに
組み合わせた色が

青と呼ばれて
感じる切なさに
もっと近付いて
明日を迎えたい

空は変化する
海は荒れ狂う
人は思い出 ....
君は視力が悪かったとしても
人よりたくさんの星を見て来た

ショルダーバッグの
マタニティマークが目に映るから
席を譲ったりできるのだろう

優しさは心に余裕がないと
分けられずに千切 ....
眠ることが
難しい夜に
錠剤を飲んで
心で溶かす

落ち着くようにと
処方された時間を

私のために
使ってくれる人

先に夜の歯車に
挟まれて
君を置いて行く
かも知れな ....
開かなくなった引き出しの数だけ
未来が閉ざされるような恐怖を
抱えたままの冬の陽だまりで
溶かしてしまおう逆立てた髪を

言いたいことがひとつずつ消えても
私はただの人に戻りたくはない
 ....
血や肉に変わる
栄養がメロディだった

肩で捉えた朧げな
始まりと終わりを
狭いアパートで
録音をした

仕事や買い物も
忘れがちで
それでも何ひとつ
奪われたくなくて

時 ....
自転車で二人乗り
映画みたいには
うまくいかなくて

悔しそうに降りた
男の子の肩を
女の子が押さえる
数秒間の

無造作な仕草が
優しく見えて

きっと人は
寄りかかりたく ....
暮れかけた空に
光る星の名を
あなたに教えて貰った

それは生きるのに
役に立たなくても
心に花咲く同じ記憶よ

図鑑と懐中電灯の
隙間を越えて
指差す方角に
位置を求めた

 ....
beebeeさんのミナト 螢さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少年の夜- ミナト ...自由詩218-10-21
聴診器- ミナト ...自由詩618-10-15
神の椅子- ミナト ...自由詩418-10-14
外側の心臓- ミナト ...自由詩218-10-5
カルマ- ミナト ...自由詩118-10-4
- ミナト ...自由詩218-9-28
睡眠時間- ミナト ...自由詩318-9-27
大掃除の詩- ミナト ...自由詩118-9-27
覚醒- ミナト ...自由詩218-9-25
優しい温度- ミナト ...自由詩318-9-21
家族- ミナト ...自由詩218-9-18

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