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30分経った

それから10分

     そして15分




私の言葉はいつも余白に負ける
ネットカフェの利用料が用の時点で240円増えた
俺は の可能性について認め ....
 
 
 
光る校舎で
 
 
囁いたわたしたちは
 
 
数年経てば紺色だった影の記憶すら
 
 
なくなってしまうのを知っているから
 
 
こんなにも微笑んでしまう ....
舞台では観客も観客を演じている。あなたはゆっくりと下着のひもを解く。解かれたひもははらりとたれさがる。あなたの指先がどんなにゆっくりと解こうとも、解かれたひもは重力にしたがって予定された速度でたれさが .... 人であるために必要な何かを落とした
それは必要なくなったので



沈みゆく太陽に
またねと手を振ること
飛び立つ力を失って地面でもがく蛾を
目で追いながら
ひょいとよけて歩くこと
 ....
病気になると みんな
入院すると思ってる

ずっと入院されていたんですよね
お見舞いに伺いたいのですが どちらの病院ですか
病院にいた方が 苦しくないんじゃないか
病院にいた方が 安心なん ....
{引用=夢を見た。}

夢の国に行ったら神様はいなかったけど
ミッキーマウスがいた。
「みんなの人気者」なんて嫌いだったから
ディズニーランドで会っても
手なんか振ってやらないと思ってたけ ....
犬が走り回っている
犬と犬が
たったかたったかと


飼い主の目を盗んで
逢引きに出かけたのかもしれない

たったかたったかと

路面を爪でかく
犬特有の足音


保健所に ....
めまいがするほどに単純な設問の数々
「はい」か「いいえ」のいずれかで答えよと記されていた
簡単な筆記試験だからと
人事部のひとはわたしを残し出て行った
小一時間もあれば出来るよね
何だかなあ ....
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました


おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ....
マンガを読み
その続きを楽しみにしていた
大学の先輩を思う

彼は三年前に病死したが
今もよく頭の中で会う

頭の中で彼も
このマンガを読んでいるだろうか

先輩の好きだった人物が ....
はんがわきのスカートのつめたいひだがぶらさがりゆれてるのがみえる
道端にぶた草がさかんに咲き誇りきいろくあかるく
きめのこまかい空気を満タンに吸い込んで肺がふくらんだ
ガラス窓にぽっかり灯るアド ....
きょうは一面迷いなく
綺麗なくもり空であった




うどん、

そうそう、そんな丸みとつやのある色の
たたずまいである

それでも細かなダシ汁は
落ちてくる

 ....
  僕らという生物
        は
        さみしいシステムで動いている
  あまり言うと何だから言わないよ

{引用=
  雨はアスファルトを打ち続け ....
潜り込めこの家に
この家に潜り込め

何故かって


遺伝子の記憶
羊水の細波、
原初の叫び
意識の拡張。




潜り潜り潜り潜り込め
この家に。

何故かって、
 ....
月の、満ちる夜の、
世界から、少しずつ音を消していく、
地球の反対から初めて、少しずつ、
コーヒー農園で歌われる歌、
山羊のため息、道草する羊飼いの口笛、
サンバ、ボッサ、レゲエ、ロック、
 ....
吐いた者(吐瀉物)が復び街を闊歩しています 優しさの対義語は不優しさです 憎んでいます 空っぽの空から降って来るのは橙色のお月様です 欠片が見えます あの何もない部分は食べられてしまった部分です 残り .... 六月の湿度が肩に降りつもる
いつかの唇のように柔らかくあたたかく
黒髪にからみついた結晶
はじけて香る 夕立

銀色の坂の向こう
ちいさな教会の鐘の音がする
ふいに横切る上りの急行
 ....
咲き咲き揺れる
曇天ごっこ
暁に増す墓の数
もう何も変わらない
死するために生まれた
虹の掛け橋への行進
雲は綿菓子ではなかった
谷底に眠る人魚の過労死骸

満員電車が3 ....
今さらながら驚いてしまうのだけど
あなたはまだ生きているのだった
毎日とんでもない数の人が死んでゆくというのに
あなたより年若いバカが自殺するというのに
あなたが死んだという連絡はまだ入らない ....
 最果で
 今年最後のさくらが咲いている


あの日、工場の辺りにはやっぱり同じような工場がたくさんあってね、その中ひとつの敷地に桜の大木が並んである。
バスも届かないくらい、おおきな桜だ。 ....
明 日 手 放 す 夜 空 に
日 々 を そ っ と 焼 く
手 を 伝 う と 失 く し
放 そ う と 思 う 望 み
す っ と 思 う 平 遠 の
夜 と 失 う 平 和 写  ....
君という雨に打たれて
私のあらゆる界面で
透明な細胞たちが
つぎつぎと覚醒してゆく

 夏の朝
 影に縁取られた街路
 やわらかな緑の丘
 乾いたプラットフォーム
 きらめきに溢れた ....
えのぐのあじがする
と、遠ざけられた皿には
白いドレッシングのかかった
シーザーサラダが
盛られたかたちのままだ
野菜も食べないと大きくなれません
と云われて
娘はふくれている


 ....
{引用=↓↓ありがとうございます 一番下から空にむかってお読みください↓↓}














                  ☆






 ....
とても広い湖の
至るところにブイが浮かび
竹を編んだ丸いものが
そっと押されて岸を離れる
竹を編んだ丸いものから
一つのブイが遠のいていき
またそれ以外のあらゆるブイが
どれも等しく遠の ....
死んだネコを抱いてまちを歩いた

ひっく

具合の悪いかげたちがのびたりちぢんだりを繰り返している


ひっく

おりの中のサルたちとその腕が地面から離れていく

水槽の中のイソ ....
少しだけ死なせて、と
たった一人
君が言った
春の
うつくしい夕暮れだった
ぼくは
君なら死んでもいいと
思ったから
ばんご飯の時間には
帰っておいで、
と言った
ぼくは君が
 ....
スチュワーデスさん、とスチュワーデスに声をかけると
私にはケイコという名前があるんです、とそっぽを向かれる
今度こそ間違いの無いように、ケイコさん、と呼ぶのだが
ケイコは押し黙ってしまう ....
  夜
  きれた煙草を買いにコンビニにいったら
  店員である友人のBが
  マルボロ新しいの入ったよ
  とレジ打ちしながら眼の前に立つ
  ぶす・でぶの大学生らしき女を ....
「えいえんをめぐる短詩集」


 @ノ”


@ノ”
かたつむりは
えいえんに
えいえんに
たどりつきませんでした

おしまい



 海と空と


何のために生 ....
サトリイハさんの自由詩おすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
______________________________ ...- 佐々木妖 ...自由詩3*07-12-3
あかい頬- 森さかな自由詩307-12-2
MIKADO- rabbitfighte ...自由詩3*07-11-27
必要- 佐々木妖 ...自由詩11*07-11-25
入院- たちばな ...自由詩32*07-11-18
ミッキーに会いに- とうどう ...自由詩20*07-11-16
甘味は父が食う- 佐々木妖 ...自由詩3*07-11-13
詩を書くことは好きですか- 恋月 ぴ ...自由詩33+*07-11-9
あかね色の慕情- 渡 ひろ ...自由詩24*07-11-9
雑魚寝- 佐々木妖 ...自由詩11*07-11-5
ユーノウ- モリマサ ...自由詩13*07-11-5
旺盛- ヨルノテ ...自由詩2*07-11-1
さみしいシステム- ふるる自由詩12*07-10-29
飛行の内側- やまぐち ...自由詩707-10-27
Gaspard_de_la_Nuit、夜のガスパール- rabbitfighte ...自由詩15*07-10-23
循環小数(endless)- ピッピ自由詩807-7-14
六月の湿度- ku-mi自由詩17*07-6-13
嘘吹き- ヨルノテ ...自由詩207-5-18
地球の生活- 佐々宝砂自由詩15*07-4-26
最果の春- soft_machine自由詩23*07-4-18
日々を焼く日々- 自由詩18*07-4-8
約_束- 塔野夏子自由詩30*07-2-25
ファミリーレストラン- 佐野権太自由詩36*07-1-15
おやすみろけっと- 自由詩15*06-11-6
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死んだネコを抱いて- モリマサ ...自由詩15*05-12-1
- ピッピ自由詩1205-4-11
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マルボロ(リミテッド・エディション)- 高田夙児自由詩1004-4-20
@ノ”「えいえんをめぐる短詩集」- ダーザイ ...自由詩1404-4-11

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