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遂には不信のまま生涯をおえるのだろうか
いくどとなく陽は昇ったそれでも
明日また陽が昇るとは信じることができなかった
夜の闇のなかをよびかけるための一言をさがしている
無数の問いをかか ....
やがて
海へ漕ぎ出すのだ
背後の松林を
寂寥が吹き抜ける
空疎な日をうめるように
浜木綿が群れて咲く
その眺めだけは
今が
夏だということを
信じてもいいのだ
日が落ち ....
地平線の向こうに
沈みゆく陽の輝きをうけて
盲目のピアノがある
そこから
三歩先に
思い出を失くしたチェロが腰掛けている
盲目のピアノと
思い出を失くしたチェロとの
ちょうど
五 ....
布を
紡ぐように
想いと
想いを
重ね合わせて
あなたと
わたしの
生を
紡ぐことが
できるでしょうか
なんにもない
白い
世界に
鮮やかに
血のような
朱色の
時 ....
地に根をはって生きる
ということはない
アスファルトの厚みほどの
喪失がある
それでも
浮遊する心を抱いて
在り続けようとする意志に
命の根を見る
私達は
花のように
咲く ....
石に花をそえる
草をなでる風がそれを愛でる
遠い記憶
時が冷える
夢はとうに凍えている
窓に朝の光
手の平で顔をおおう
指の隙間から溢れてくる光
生きよう。
光が背後から打つ
日が終わろうとしているのだ。
空は私たちの絶叫で赤く染まる
寂寥として風がゆくなか
君の微笑みだけが
春を告げるようだ。
よしおかさくらさんのEtujiさんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
コスモス
-
Etuj ...
自由詩
3
08-8-30
浜木綿
-
Etuj ...
自由詩
5
08-8-11
演奏会
-
Etuj ...
自由詩
5
08-4-11
証
-
Etuj ...
自由詩
1
08-4-7
花のように
-
Etuj ...
自由詩
2
08-3-9
朝の光
-
Etuj ...
自由詩
9
08-2-24
二月
-
Etuj ...
自由詩
2
08-2-21
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