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カステラの色をしたまんまるが
ぽわりぽわり
桃の缶詰はどうしたの?と
まるで君の声が聞こえてきそうなほどだ





下のほうからじわりと
赤く何かが差しいる黒の
その ....
あまり大きくないアパート
階段をのぼって
一番高い踊り場から見える空の
ぐうんと遠く
そのまんなかにぽかんと
おぼろの三日月が浮かんでいる

あまり無意味にもの悲しいのはきらい
 ....
帰るところがあって
それは遠く遠くだ
遠く遠くのどこにあるかは
集中した残酷さのためにわからずにいる


踏みしめた足の裏にいくつもいくつも
戯れようと集まるそのすべてに
目を ....
あなたが大きな声をはりあげるたび
僕は嬉しい そして安らか
何かをさらけ出す悲しさを知っているけれども
それよりも大きな
大きな大きな安堵をきっと手に入れたがっている
そうでしょう だっ ....
イメージするたびに
少しずつおまえが遠くなってゆく
大きなヘッドフォンのゆるさは少しも変わらないのに
霞んでゆくような映像のぶれが切ない

ベッドの下を掃除していると
おまえの口紅 ....
日替わりで
ミルクの量が変わるコーヒーをあなたは
おまえの機嫌が手に取るようだ、と
綺麗に笑って
少しずつ飲んでいた

コーヒーにクリープなんか入れるやつは死刑だな、
初めて敬語 ....
暮れてゆく暮れてゆく

錯誤してきた人生に
さようならを言うくび傾げ
ゆっくりゆっくりの足音が
あたしに何かを加えたり
時には奪ったりする

あらゆるものを取り出して
綺麗に洗っ ....
夏野雨さんの田島オスカーさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ごちそうさまでした- 田島オス ...自由詩107-8-3
おぼろ- 田島オス ...自由詩107-5-24
見失うばかり- 田島オス ...自由詩207-5-6
関係性- 田島オス ...自由詩3*06-10-29
イメージ- 田島オス ...自由詩7*06-9-30
スプーンの火で焼かれてしまえ- 田島オス ...自由詩6*06-9-16
日暮れ- 田島オス ...自由詩506-6-28

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