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一、
顕微鏡を抱えて
潜り込んだ湯船に
わたしたちの空が眠っている
あぶくを
覗こう
口から吐いたあぶくを
捕らえて
なにが詰まっているか
知りたい
ふ、ゆ、と言ったらふゆが満 ....
横断し続けた川の端と端もちあげ上手に運ぶ 、となりへ
窓外に無数のつぶてが降る いつか海に沈んだ都市に住もうね
痛いかと自分に聞いてしまう夜 括弧のなかで息を整え
....
くちばしの長く伸びた蚊に足元を見られて貧血になるくらい
過不足のないライン上を歩いているから
ワタシの内側から何かを持っていこうとしないでほしい
ダレに宛てるわけでもないけれど連絡通路をてくてく ....