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十二月、空はひくい。
落ち葉の季節も過ぎた。
竹箒を立てたようなケヤキの並木がつづく国道。
鳥の巣が傾いたまま、
ケヤキの梢にひっかかっている。
いつ落ちてもふしぎではない、そんな気がする。 ....
知的だね、と呼ばれてみたい宇宙人明日来るかもBOSS買いに

母ひとり、具だくさん

猫の手の嘘つき

周りますとも公転周期二万年意固地すぎますプラネットナイン

破瓜を超えても月ひと ....
藁葺きの小屋であれ
コンクリートのビルであれ
その四隅にはたぶん、
柱がある
その柱の向こうは、果てがなくて
やがてどこまでも丸い大地を離れ、成層圏をぬけだして
宇宙という名の空間をゆくこ ....
六月の雨が
育ち盛りのスイカをいたずらに誘う
でも、今年の梅雨は少々しつこくて
早くも冷夏の予感がした
ナスビもトウモロコシも痩せたまま太らない

繁茂するのはスイカのツルと葉っぱばかり
 ....
 テーブルの上に、あした買ってきたりんごを置いてあると言う。
 もちろん、そんなもの私には見えない。母だけが見ることのできるりんごだった。

 今朝も雨が降っていた。桜の季節はいつも雨に邪魔され ....
見えなくなった
何もかも
熱帯雨のような景色のなかを
蚊が飛んでいる
飛蚊症なんだって

読めない
書けない
意識がまとまらない

網膜はく離の前兆とかもあるんだって
頭痛、嘔吐 ....
民俗学者折口信夫が唱えた学説は「折口学」と呼ばれますが、わたしはその折口学の信奉者なのです。

といってもその信奉の歴史はごく浅くて、わたしが折口学と出逢ったのは二年ほど前のことでした。それは折口 ....
詩のしくみについて

まず、詩と、死のちがいについて。
息苦しくなる。妙に胸が痛くなる。そうして間もなく心肺停止状態に陥り死ぬ。理由はさほど問題ではない。心不全ということで一切が丸く収まる。保険 ....
 ブランコ


息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために

前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
 ....
ひもじいといって、啼く蝉はいない

白亜紀の時代から
ひとはひもじい生きものだったという
そのひもじさに耐えて、恐竜から逃れて
生き延びることのできる生きものだったという

生きて
生 ....
乾いてる軒下暮らし梅雨の日もそれが定めとうな垂れて

ほんとうに美しい玉葱の芯どうしてもほら泣いてしまいます

玉葱の玉を採ったら葱だらけでもそれは夢{ルビ二兎=にと}を追うひと

玉葱の ....
れんちゃんは犬なのに
お手もできない

ある日
このぼくにできることを数えてみた
あれと、
これと、
それに、
三日数えても尽きなかった
それで
ふと、気づいて
そうだ
ぼくに ....
{ルビ月極=げっきょく}さんは資産家だ
日本全国に空き地を持っている
でも、どこに住んでいるのだろう
月極さんのお家がない
そう思うと、ちょっとかわいそう

パートさんになった
月極で働 ....
空のピアノを見ましたか

ほら・・、
二重橋のような、おおきな虹のことです

ト音記号と、ヘ音記号のついた
おおきな、虹
ドは、どこにあるのかなって
迷いませんか

ふしぎなことに ....
ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな 
暑中お見舞い申し上げます   たま

雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら

どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
短歌を超える詩が、あってもいい
詩を超える短歌が、あってもいい
詩人も、歌人も夜はおなじ寝床で肌をよせあって
眠るのだとおもう

今日はもうなにも書けなくて
はやくお風呂にはいってあし ....
りゅうのあくびさんのたまさんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ことばを灯す- たま自由詩22*16-12-11
第九惑星_2016- たま自由詩17+*16-2-25
宇々のひと- たま自由詩13*16-2-17
朝の日記_2015夏- たま自由詩21*15-9-5
あしたのりんご- たま散文(批評 ...14*15-4-19
計器飛行- たま自由詩14*15-3-5
続・詩のしくみについて_(折口信夫とわたしの因果関係を妄想す ...- たま散文(批評 ...16*14-7-16
詩のしくみについて- たま散文(批評 ...11*14-7-10
北の亡者/Again_2013神無月- たま自由詩33*13-10-23
朝の日記_2013夏- たま自由詩34*13-8-25
玉葱なひと- たま短歌25*13-6-29
ぼくにできること- たま自由詩25*13-6-21
月極のひと- たま自由詩37*12-10-5
空のピアノ- たま自由詩30+*12-9-13
ちぎれたしっぽ- たま短歌23*12-7-27
このわたしを超えていくもの_2012- たま自由詩47*12-2-6

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