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小さな塵が蒸気を集めて
やがて雨になっておちてくるように
僕の小さな悲しみを
あなたが優しくくるんでくれるから
ほら
こんな簡単に泣けるのを
僕は雨のせいにしている
どうしょうもなく渇いてしまえば
身軽になるものだというように
からから笑いながら波打ち際の
空き缶の口元を叩く
浜辺の砂
※
昨日までわたくしは海の中におりました
かつては地 ....
透明水晶の信号柱から
七つ先の林道をかけあがると
ずいぶんと見晴らしの良い高台に
ブナの木が一本立っている
木の実を転がしながら
その細い林道をしばらく行くと
もう帰ってはこれない ....
不器用であることは
罪ではありません
林檎の皮をどれだけ長くむけるだろうかと
無邪気にはしゃいでいた頃に
途切れてしまった命はいくつ
あの赤い肌をすべっていったこ ....
何か大切なものを
過去に忘れてきてしまった
そんな気がする
握りしめた手の中には
小さな鍵がひとつ
それが何の鍵なのか
それも思い出せない
わからないまま街を歩いた
見覚え ....
空と海とが
おなじ青だと思えるほどの
白い砂浜だった
波打ち際には
貝殻がおどっていて
それにあわせてはしゃいでいる
君がいた
スカートのすそを気にしながら
そ ....
世界があまりにひろいので
大陸のかたちをしたビスケットにして
電子レンジでチンしてやった
ひとつひとつの大陸を
口の中でかみくだいて食べた
僕はまだ日本という国しか知らない
....
喜びのかたわらに悲しみはあって
そしてときどき
僕は盲目になる
あなたの細いゆびさき
ピアノをはじく繊細なおと
それはきっと記憶のなかでのこと
あなたの器用なゆびさき
ヴァイオリ ....
あたしが一枚ずつ脱ぎ捨てるたび
視線があつまるのはわかってる
そうやってあたしはお金をかせぐし
そうやってお客は悦びを得るのだから
ギブアンドテイクってやつでしょ
あたしがステージの上で ....
ピンクのクレヨンで太陽を描いた
みさちゃんが先生に怒られてるのをみて泣いた
だってみさちゃんはピンクで太陽を描きたくて
それを怒るのは可愛そうだと思ったし
ぼくが赤のクレヨンで描いた太陽よ ....
海はこんなに広いのに
もう何でも知っているような顔をしてる
マンボウ
君はいつもゆっくり泳いでいて
ぼーっとしているようでも
その瞳はやさしい
君のように泳げたらと
とき ....
中学生の頃、僕は「不良グループ」と呼ばれる集団の中にいた。
でも学校ではまったく逆で、成績もまぁまぁ良かったし、友達や先生から「何であんなやつらと一緒にいるんだ?」って、「抜け出せないなら助けるよ」 ....
りゅうのあくびさんのベンジャミンさんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「優しい雨」
-
ベンジャ ...
自由詩
18*
08-8-7
「砂の記憶」
-
ベンジャ ...
自由詩
11*
08-7-25
「迷い森」
-
ベンジャ ...
自由詩
4*
08-7-22
「林檎」
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
08-7-21
「コインロッカー」
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
08-7-5
「海に行きたいと思うとき」
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
08-7-3
「ビスケットボール」
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
08-6-25
「喜びのかたわらに悲しみはあって」
-
ベンジャ ...
自由詩
7
08-6-21
「ストリッパー_(3)」
-
ベンジャ ...
自由詩
3*
08-6-11
「模索する太陽_(みさちゃんとぼくの色)」
-
ベンジャ ...
自由詩
16+*
08-5-31
「おしえてマンボウ」_(青年詩片)
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
07-2-22
「バイクと少年」
-
ベンジャ ...
散文(批評 ...
7*
04-12-5
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