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ゆるやかな緑の山稜から
墜落した日差しに
めまいがする
真昼の木陰はさらに黒くて
鳥たちも飛ばない季節風
私の見えないところにも
染みこんでいく
切り絵の空に逆光のきみが
遠く ....
街を濡らす雨
叩いているか
あらゆるリズムで
冷たい夜半
霧雨を縫って歩く野良犬
おまえは傘
あらゆる名前を拒んだ空との境界
捨て去ってもその姿に
切り抜かれた水溜まり
この皮膚 ....
世界が生まれて消えるまで
それをはかる時ならばいらない
、どこまでいっても自分
それを刻む鼓動の美しい機械に
{ルビ内燃機関=エンジン}
{ルビ回転速度計=タコメーター ....
両手で水をすくうように
反射鏡は映し出すけれど
のぞき込むたびに奥歯で噛む
這いつくばって
いいわけ、うつむき加減に
明るい星空の下に
私の居場所はないのです
車窓に ....
今日は静かな雨
君と焚き火をしよう
やさしいぬくもりでは
凍えてしまう夜だから
黒松の薪なら
煙は雲まで届くだろう
そしたら湿り気の凝集で
雨が雲から
絞り出される
だから焚き火 ....
降り出した季節のはじめのひとしずく 僕は知らずに踏みつける夜
おぼえてるもうわすれてる ふりだしではじめにふったさいころのめは
泣き出した君の最初の一滴を 知って知らずか{ルビ宇宙 ....
はじめての深呼吸は
君に会えない夜に
街灯にうかれた虫たちを
見上げる時の角度で
波を見上げる魚でもない
雲を抜き去る鳥でもない
手に入れた感情の
空虚な その熱さ
埋 ....
灯台の積層レンズから
ここにいる、と叫ぶ声は
遠くからは星
近くからは秒針
海霧に照らし出す
港という駅
造船所の大きなクレーンを
右手にみながら
故郷はいつも
思い出せない何か ....
りゅうのあくびさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
残照、とりのこされて
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たりぽん ...
自由詩
7
08-8-13
今日を雨は濡らして
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たりぽん ...
自由詩
5
08-6-22
Tourbillon_Escapement
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たりぽん ...
自由詩
7*
08-6-18
螢のように、そして
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たりぽん ...
自由詩
10*
07-10-20
焚き火をしよう
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たりぽん ...
自由詩
11
07-10-15
仮称_流星雨
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たりぽん ...
短歌
10*
07-10-6
ディラックの空
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たりぽん ...
自由詩
14*
07-6-15
駅・函館
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たりぽん ...
自由詩
10*
07-3-11
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