逃げ場所は どこだ
酒かタバコか 男か女か
逃げ場所は どこだ
週末か未来か 妄想の中か
声をかけて張られるバリア
視線そらさないで ホント凹むから
そんなに僕が嫌いか ....
幼い子供達が無差別に殺されたニュースを見て
悲しい顔をした君が
部屋に迷い込んだ小さな虫を
すかさず叩き潰した
それは
ためらいのない無意識な行為で
憎しみも悲しみもない
何気ない行 ....
愛していると言われた
ホントかどうか疑った
衣類を剥いて 手足を縛った
跡が残るように きつく きつく
愛していると言われた
ホントかどうか疑った
....
鼻腔に遺された
親友のお骨の匂い
身体に染付いた
病院の匂い
金木犀でもなんでもいいから
どうか消して
いい香りで
わたしをいっぱいにして
最近 急にお前が大人びて見える
きっと俺がまだまだ幼いから、しゃべりづらかったんだな
{引用=
ごめんな
}
子供っぽくてごめんな
お前の好みの男 ....
ロクに眠れない夜を過ごす内に
頭の中に小さなモンスターが生まれた
ヤツは俺に囁きかけてくる
やってしまえ
気持ち良くなれるぜ
ドロドロした渦に抗うのは止めて
身を任せて狂気を解き放て
....
これは君の味なのか
モラトリアム期特有の
心臓の辺りで、熱が高まる様な
眠れぬ夜の、笑顔の残像の様な
口に拡がる甘酸っぱさは
君との日々の味なのか ....
今、線路の上に横たわっている
硬いレールの上に、手、足、背中、後頭部
知覚するには充分な、支える点の数々
小さな振動を感じている
少し浮き上がる体、そして着地する
少し浮き上がる体、そして着 ....
目を隠し
妖月の下
漏れる声
茶室の中は 蛇の花園
右 左
僕等は決して釣り合わないシーソーに乗っかり
不安定な律動の上で不安がりながら揺れ戯れる
一つには成れない自然のジレンマ,奪うことを肯定する人間のカルマ
軋む遊具の不協和 ....
さっき呟いた「逢いたい」の意味は
今すぐ会いに来て キスして抱いて
『海の中で時計は止まる』
そっと手をつなぎながら
僕ら海に泳ごう
ひと足とびに歌を口ずさんで
思い出の波にゆらぎながら
毎日君に話せなかった言葉を話そう
『羊が手を振る』
....
此処から視える世界は
何て判りづらいのだろう
街も、空も、君の笑顔も
総て朧げで、悲しい
やっぱり僕は
魚の気持にはなれないや
さぁ、早く出ようか
....
気安い同情とクレジット・カード
じつに雑多なものたちを乗せ電車が行く
(混沌、混沌。コントン、コントン……)
プラットホームにいびつに立つ 性欲と性欲
....
夜のまんなかで
佇んでいるあのひとを
みつけた
何ヶ月ぶりなのかな
なにも考えられなくて
考えるなんてとても無理で
でもこれは
必然でも運命でも偶然でもなく
ただそこに ....
とくん、とくん。
と、生きてるようです。
何で、スタートしたのだろう。
何で、生きてるんだろう。
何で、死んでしまうんだろう。
ゴールはどこなんだろう。
何もかも、 ....
恋の終りはいつも突然で女に追い縋る男を横目に僕は歩き出した
恋の終りと始まりが重なる事はそう珍しくは無く
世の中の恋の大半はそうやって終末を迎えているだろう
新し ....
暗闇の中、声を押し殺して泣いた。
誰にも聞かれないように。
誰にも知られないように。
けど、本当は気付いてほしかったんだ。
私の苦しみ、悲しみ、辛さを。
あなたに抱き締められ
『 ....
全てに疲れ果てて 涙を流す 君がいた
こんな自分には もう価値なんてないと呟いた
でも そんな涙を流せる心にこそ 価値は宿るんだ
目に映らないものばかりで 溢れているのは
交わらない二つの ....
{引用=
「あいしています」
}
言えないんじゃなくて、
言わないだけなのさ。
この日常すらも失うのが怖くて。
{引用=
「そこにあるものが幸せだとは限らないのに」
}
あのオンナに負けないように イイオンナになりたいのに
追いつくどころか 引き離されていく
どうすればいいの?
嫉妬するしかないの?
運命を呪うしかない 第二恋 ....
かえってしまった
温めることは出来ないと思う
キスも
もたれかかることも
ただ、匂いだけは忘れないし
変わらずにあるのだと思う
、
側にいること、
今夜が一番 ....
えーさっきはごめんね。。。
イライラしたのよ。
あなたはずっとしてるみたいやけど。。
どうして病気になっちゃったんだろうね。。。
家族みんなが思ってるよ。
どうやったら治るんだろうね ....
誰も居ない街、ひとりきりで。
闇に呑まれる影を見ている。
冷たい瓦礫の底に埋もれて、
太陽は今日もどこかに沈んでゆく。
閉じれぬ目蓋は孤影を映す。
絡まるような細い糸を、かわし ....
巡り合った
ばかりで恋する人に逢う
約束をしたけれど
それから
まだ逢えてはいない
恋する人からは
祈りをもらって
そんな小さな
祈りの中に
まもなく
沈黙する
夜は始まる
....
飼い殺した新鮮な感情 目は曇っている
心に吊ったてるてる坊主 一体 何個目かな
絶えない否定と肯定 大丈夫 昨日は戻らない
慰めるだけ 虚しくなるから わかっているのに 忍ばせた
卵が ....
書きたいと思うのは
誰かに届く言葉ではなく
誰かに届けたい言葉
お気に召さなかったなら
反省はするけれど
スタイルは変えない
良い作品
悪い作品
選別され
格付けされる
....
たいしたメッセージを持って僕が言葉を綴れば
誰かの心に響くかもしれない。でも
僕が1番知りたいのは
むしろ、何が届いたのか。
電話で寂しいと伝えたら、きっと
とんでもなく ....
微熱のオブラートにくるまって
君の背に揺られているよ
あれは月をかじる猿だねぇ
バナナと間違えたんだねぇ ハハハ
のんきに雲を指して笑ったら
君は熱を出すと元気になるんだな と
あきれ声で ....
私が生きている理由
この世に あなたがいるから
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