すべてのおすすめ
夜の風
びゅうびゅうと吹いている
公園でお茶
遠い空に
花火
しばらくして
ドドーン
身体の力が抜けて
この感じ
少し眠たく
次の花火を待っている
遠い空に
花 ....
おりひめとひこぼし
地上が雨で見えないときこそ
ラッキーと思ってるはず
一年に一度しかあえないなんて
神さまひどいよ
七夕がいつも雨で
人目を気にせず会ってもらいたい
いやいや ....
雨の中 お弁当を食べた
山積みの木の枝を燃やす
離れられない仕事だったから
雨にぬれていくご飯 おかず
服に染みた煙の臭いは
ぬれるとちょっとおえってなる
思いがけず惨めさがこ ....
おふとんとわたくしの
さかいめがおぼろげ
すなのこまやかさで
ぬりこめられて
まぶたをきちんと
とじたまま
きょうのしごとについて
まとはずれなだんどりをくりかえす
お ....
ニラ バニラ
ニラニラ パニーニ
トルティーヤ
リャマ。
ニ ニラ
ニ ニラ
ニラ
リャマ。
アルパカ
カポエーラ
ウン
エベレスト
ニラ
ニラリ ....
一段 一段
階段を登る
二階につく
そんなことさえ
新鮮に感じる日
ふわり
記憶が消えたかのよう
あと何回
夏を迎えられるだろう
汚れた窓ガラスが
光を和らげてい ....
人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている
樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ....
朝 目がさめて
僕がお布団ともっと一緒にくっついてたい
という日
と
僕はもう起きてなにか始めてもいいと思うのに
お布団がやたら僕にくっついてくる
という日
がある
....
近くを見るとき
眼鏡を外すようになった
眼鏡なしで
本を読むと
沁みる
美味しさがちがう
眼鏡に頼らず
裸の自分で生きているという
喜びを背中にしょって
丸くなって本を読む
....
アマガエルの緑色が好き
色々な緑色に変わるけど
どれも好き
アマガエルの表情が好き
少し微笑んだふうに
黙っている
ここに居るとは
思わないだろう?
自信たっぷり
あんま ....
内蔵が捻じれ
視界を失い
地に足がつかず
手をつきたくても
手もつけない
息も吸えず
泣くことも出来ない
そんな瞬間を思い出しては
君が
ただただ自然であればと願う
自然に任せ ....