すべてのおすすめ
成長期のはじまり、
おっぱいの お は おんなの子のものだった
ゆるやかにカーブがかった
右上がりの
短くも純粋な時間
いつだって
おんなの子のはにかむ口角に似ている
思 ....
にぎる みがく はぐきから ちがでる
かがみを ぼけえと のぞきこんで
やるきねえ と ぼやく
また みがく みがく たれる
やすんじゃおうかな とも おもう
すすぐ おえ と なる ....
朝の暖色の中
僕はもう名前を知らない
__君以外の
名前を知らない
薄透明の世界に息をして
僕はもう何も知らない
__君以外の
何も 何も
そっとキスをしよう
触れるよりもやさし ....
わざと深爪をしておく
そうすれば雑踏の中でも感傷に浸れる
それを知った先月から
アナログ時計の秒針に何度も指先を削らせている
姿を待っても一向に来ない人物は
そもそも待つ必要があるのか
....
言葉のカーテンにゲロをはく
少年にとって、罪だけが救いで
誰もそれに気付かないから
鉄の棒で殴っている
可哀想に
リビングのど真ん中に
絞首台がおいてあって
その踏み台で家族五人 ....
おまえはあの日で出来ていて
爪の先には昨日の日付が
小さな黒字で書かれてる
おまえ、おまえよ
ぱちんと弾いた爪の
かけたものの飛んだ先は
明日ではないのだ
おまえ、おまえよ
体 ....
身の程
なんて言われると、きゅーっとする
わたしの中の可愛いふたばが虫に食われる
しったこっちゃない
そうやって一番気にしてる
しくしくするのは胸
目じゃない
きみなんか ....
さようならのかわりに
しあわせのかずを
かぞえてくださったなら
さいわいです
きおくのぺーじに
しおりていどに
はさんでくださればけっこうです
いつかなくしてしまっても
それは ....