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皮を剥きながら 
話しかけることの虚しさに気をとられて
滑ったナイフの 
切っ先のその先からながれでた 
一筋の金属のさまは
川を流れいく繊維の 
けっして移ろわない影のように
ただ 
 ....
鹿の眼の半球は
酸素と水の被膜の下で
微動だにしないで
こちらを向いていた


つややかな悔悟の眼差しは
きっと
通り一遍のあいそなのだろう


表も裏も同じものなのに
 ....
榊 慧さんのclefさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
刻印- clef自由詩1*08-2-10
きのうの、鹿- clef自由詩2*08-2-8

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