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もし仮におれがカボチャになったらどうする?煮物か天ぷら?だよね同感。
平安に
三十一文字の 蒼宇宙
君とつながる 回路をさがす
哀愁を
助手席に乗せ Jazzを聴く
将軍塚へ
深夜ドライブ
秋晴れに
人に求めしカットソー
ふわりとかぶり雲と交わる
顔を上げる 上着の裾がふくらんで
脚から髪まで揺らす風の音
体のびて 力が抜けて 夜も更けて
彼岸の君に会いに行く 今
「今四条通りに居るし出てきいひん?昨日の喧嘩は白紙に戻して」
「なら広隆寺で泣き仏像でも拝む?」「今どこにいる?」「外語大前」
バスよりも歩きが似合うこの気持ち 天神川を静かに下れ ....
黒鴉
濡れ羽艶めく
雨上がり
冷たき雫も
光にかえて
煙あげ無情に焦げるアタリメの曲線に似た情けない意志
「ザル通り越してお前はもう底の抜けた筒抜けの樽か何かだ」
鶏なんこつ ねぎま 鶏もも 豚カシラ つくね 手羽先 タレより塩で
....
詠めへんわ
北大路橋 好きすぎて
三十一文字に まとめきれへん
悲喜(ヒキ)とりどり
色鮮やかな
あの日の絵画
ただ「アリガトウ」と
隅に書き添え
かなしくはないと云ってよあおい檸檬
軽く齧ったあなたとわたし
黒髪が胸にまつわり痛くって
あなたを睨むそろえ前髪
爪を噛むしぐさを憎むいっそすぐ
指を ....
心臓を撃ちぬかれ邦人記者の身はミャンマーの路に倒れたりけり
夕されば高き帳に望月の影透けて咲きよいやみを待つ
ゆくへなき水だに君に恋すてふ命のなごりに青霧となる
秋と言ひ長き夢路を眩ませし霧は瀬に立つ蒼き陽炎(かげろ ....
アカ抜けた紫式部 連れ出して 都上空 歌詠みデート
良い国は波が攫ったあの砂が積もってできるどこか遠くに
クレパスで描いたお城に住んでいるあの日の私あのときの夢
ヒーローと悪役だけだと思ってた世の中全部白と黒だと
花の名も虫の名も全部 ....
焦点をぶれさせるため朝はある 指のすきまに宿る色彩
眠り明け 耳鳴り低く響くので 夢のはしから余白を殺す
むしられる前のつぼみに似たひとの、首をしずかに傾けるさま
唐突に遠さ ....
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