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オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い
太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
夏の名残を雨が洗うと
淡い鱗を光らせたさかなが
空を流れ
ひと雨ごとに秋を呟く
九月は
今日も透明を守って
焦燥のようだった熱や
乾いた葉脈を
ゆっくりと
冷ましながら潤ませ ....
瀬田行生さんの銀猫さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ふゆの背中
-
銀猫
自由詩
21*
09-1-4
浜辺のうた、かた
-
銀猫
自由詩
34*
07-9-12
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