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私たちが
自分を創り終えるのは
いつなのだろう
たとえば、
どこかの建物の一室で
最後の息を一つ吸い
そして、吐き
その胸の鼓動が
ついに沈黙する時
あな ....
綴じられた手紙の様に
君の心を読むことができない
それを
どうしても知りたい
僕のことを
どう思っているのか
今、自分が
ごつごつした
隕石に変身して
....
三日月に 梯子をかけて
一緒に 昇っていきましょう
僕の秘蔵のワインボトル マントの裏に忍ばせて
風にあおられるトンガリ帽子を 飛ばされぬようおさえながら
夜遊び仲間の君の肩 しゃべる ....
朝の光が 羊毛の絨毯の上にうずくまっている
まるで まぶしい水たまりのように
君は 寝癖だらけの髪のまま
そこに まだ生まれ落ちる前の 思い出を探している
揺れるレースのカーテン 風は優し ....
悲しくない
誰かの子供が死んでも
無垢な命が 奪われても
悲しくない
正義がなくても
押しつけがましい 物差しがなくても
悲しくない
君が泣いても
乾いた泥にまみれた頬を しょ ....
愛していると告げた時
何かが間違っていた
それは
蜜を湛えた
花というよりは
壁から伸びた 鎖だった
君という船を 僕という港に 繋ぎ止めておくための
その言葉は 何も与えずただ 拘 ....
風
冷たく また暖かく
風は吹いてくる 駆けつける
通りの角の向こうから 木立の間から
病院の屋上で 夕暮れの空に黒い影を揺らす 洗濯物から
冬の風は 静寂を厭う
その身体をよ ....
なにかが 出てきそうだ
僕のおなかの あたりから
いつも 予感がある
それは身じろぐ 胎児にも似て
この意識の どこか内側の さらに内側にある
見えない子宮の中で もがきながら 訴えてい ....
つきのいし.さんのまーつんさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人間の完成
-
まーつん
自由詩
18*
14-10-6
ただの女
-
まーつん
自由詩
12*
14-9-5
三日月に梯子をかけて
-
まーつん
自由詩
12*
11-12-22
羊毛の絨毯
-
まーつん
自由詩
6*
11-12-20
フクロウ
-
まーつん
自由詩
5*
11-12-15
契約
-
まーつん
自由詩
5*
11-12-13
風
-
まーつん
自由詩
11*
11-12-2
予感
-
まーつん
自由詩
7*
11-11-29
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