すべてのおすすめ
山登り都会離れて深呼吸自然と仲良くなれる時間
手作りの弁当が好き開ける時好きなものばかり詰め込んだ匂い
カーテンを変えれば心変化する色の影響受けている身体
春色のセーター着込み散歩す ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡
(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
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破裂する宇宙服からこぼれ出すはるかな草原駆けゆく少女
一片の光は遂に熟れ過ぎて落下してゆく宇宙の果実
むらさきの虚無が飛来す青空の上で吐血す宇宙飛行士
太陽のひかりときお ....
乾燥が吹くわけではない乾燥はドライヤーからにじみでるのだ
光源を通過しながら我々の地球ごときとそっちにのける
運動だきみがあちらにいくのならこちらのぼくは力学どおり
夕暮れに彼女の髪 ....
背伸びして飲んだ{ルビ珈琲=コーヒー} 背伸びして聴いた深夜の米軍放送
本日のワインのようにおごそかに東証一部平均株価
満潮の時刻は過ぎてまた一人行方不明の遺体があがる
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「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声
親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた
表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」
四文 ....
幼子のみる夢 今は見れずとも
微かに残る 母のぬくもり
月が月こぶ月の憑き月浸かれ点きし月の輪突刺す月の眼
酒と詩と歌う口からごあいさつ草の上にも眠れ夜の獏
探すのかさすらうのかはこの樹にもたどる葉脈花弁の夏日
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からんころん 慣れぬ下駄はき参道を
ふたり腕組み 初めての夏越
水あそび はじける笑顔 子供らの
足もと日差しに照らされ{ルビ七色=なないろ}
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ともだちと消しゴム飛ばせばおとずれる春のはじまりさなぎになる夢
遠い冬口のなかいっぱい唾を溜め蛇に吐きかけ孕んだ何か
音もなくオレンジ色に燃える雲だれかぼくに手紙をください ....
ひっそりとまだ残り香がこめかみを叩く気がする墓地の階段
高校の修学旅行で行ったとき登別には初雪が降り
もう2年 ケニードリューのピアノソロ一緒に聴いたワンルームの頃
雨 止めば 頬の雫 も 消えるのか
拭えば広がる 悲しみ は 要らぬ
振り向かぬ背中に 言葉は何も出ず
冷えたくちびる 押しあててみた
うつむいて 茜にふやけた頬 閉ま ....
親友の孕み女となる便り花舞い散るはいつも奇跡だ
レンギョウの黄に向日葵を想いけり みどり児生まれくるとふその日を
さくら花おもたく露を含ませて我にこそ宿れめ我にこそ宿れめ
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