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私は
知らない

あなたのいない世界

私が生まれたときから
あなたは
ここにいて

あの日
60億人いる
世界の中で
あなたに出会った

これからも
知りたくない
 ....
病院の朝食のバン

焼いてないし
おいしくもないけれど
このパンを
食べるしかない

選択の余地など
ない

好きなひとに
好きって言える
余地もない

独り
想いを募ら ....
コトバでは
言いきれない
気持ち

また夕暮れが
きた

今日も
あなたに
会えない

会えても
どうにもならないことくらい
わかっているのに
霧雨が
降り続いて
やわらかな
ミルクいろに
包まれる

忘れてしまおう

どうせ幻なら

あのことも
このことも

あのひとのことさえ

きっと
幻だったのだから

みんなみんな
忘れてしまって

 ....
ちらちら
輝く
確かな夜景

どこまでも続いて
どこまでも
どこまでも

明かりのない
夜の道標

あの灯の下には
人々が暮らしていて

切ない

歩き出すなら
夜がいい

どこまでも
どこまでも
き ....
観察室から
病室に戻った日

夕方
鉛色の空に
虹が出た

儚く
でも色鮮やかで
ガラスのような

こんなに
美しいものが
あるなんて

消えるまで
見ていた

鉛色の空に
滲んでいく
虹を

わたし ....
ぽつぽつと
雨のように
私の体に入りこんでくる液体

ひと雫
ひと雫

数えるのにも
飽きてしまった

ゆっくり過ぎていく時間

1日
1日と

数えるのも
もう
飽きてしまった

明日は来なくても
 ....
小さな
天窓から
刺す光

この光が
こころを
蘇えらせてくれるのか

この
切り取られた空が
夕暮れに浮かぶ
大きなお月さま

きっと
あのお月さまは
夜中になれば
やさしい灯で

この街を
包んでくれる

やさしい灯が
病室にも
射し込むだろう
たぶん

私の眠りを
見守るように
何十年も
他人の話を
盗み聞きしてきたソファに

座ってみた

革はただ
つやつやして

知らん顔して

深く深く
うけいれてくれた

でも
今日は
盗み聞きできないよ

だってわたし
独りで座ってる ....
諦めと
手をつないだ

諦めはやさしく
とても甘美で

でも
まだ
溺れきれないわたしは

悪あがき

こころに
貼るものが欲しい

まだ
瘡蓋さえ
できてないから
雨粒が
なみだみたいだなんて

陳腐ね
とても

雨滴も
落ちてしまえば
ただの雨水

なみだだって
たぶん
いつか
飛びたてる日が
くるのかなあ

今は
枝が覆って
少ししか見えない
青空へ

何もかも脱ぎ捨てて
自由な光へと
木さんの携帯写真+詩おすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたのいないせかい- 携帯写真+ ...2*08-10-11
今朝のパン- 風音携帯写真+ ...908-9-29
夕暮れ- 風音携帯写真+ ...608-9-23
どうせ幻なら- 風音携帯写真+ ...608-9-3
夜道- 風音携帯写真+ ...608-9-1
虹が出た日- 風音携帯写真+ ...1708-8-30
ひと雫- 風音携帯写真+ ...2*07-9-28
切り取られた空- 風音携帯写真+ ...4*07-9-26
満月なのかな- 風音携帯写真+ ...5*07-9-25
喫茶店- 風音携帯写真+ ...6*07-9-17
ガーゼ- 風音携帯写真+ ...4*07-9-13
雨滴- 風音携帯写真+ ...7*07-9-11
光へ- 風音携帯写真+ ...3*07-9-7

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