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防水が付された言葉の鈍角が扉を叩いているのを見ていた
ロシアンティー陶器の縁が欠けていて言葉は絶えて積もる骨の春
精巧なデコイを彫った。単音の別離はかちりと錠を回した。
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黒板の日直欄は空っぽでもう聞こえない幼い号令
すみっこでカロリーメイトをかじってる後ろ姿に見覚えがある
段ボール製のアポロの操縦桿左に倒して難破しようよ
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あの夏のサナギの記憶はありますか
(ランドセルに隠した羽根の罪)
「人生が退屈なんだ」とつぶやいた
僕を殴るように 夏が 夏が
しましまの正義を装填した銃を抱 ....