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炎昼を赤子の声で鳴く蝉や
誘蛾灯十枚の爪かかりけり
泳ぎきし手足を埋めて砂の城
真夜中の汗つま先へ到達す
扇風機ふいに大きく頷けり
蟹踏みし踵より蟹生まれ{ルビ出=い}づ ....
蛍火の点滅そろふ魔の息はさうしてわれらの耳をかすめる
あれは蛍だつたのかしら言ひそびれ秘密となりしことの幾つか
{引用=一九九八年七月一七日}
外から帰ると乳房がつめたい
それは脂肪のかたまりだからだ
血の通わない、けれども
ゆたかに潤し育むことができるふくらみ
「脂肪のかたまり」と呼ばれた女は
蔑まれながら
馬車のなかで飢え ....
藤丘 香子さんの渦巻二三五さんおすすめリスト
(3)
タイトル
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カテゴリ
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日付
怪談俳句
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渦巻二三 ...
俳句
20+*
07-9-10
蛍
-
渦巻二三 ...
短歌
5
07-6-21
おっぱい(地)
-
渦巻二三 ...
自由詩
4*
07-6-7
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