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瞼から首まで、赤く咲く恋は、踏切の前で溺れている。
中脳の機能、眼球、信号機、青だから、君、白いスカートで。
「最初から感情なんて要らなかった」。後頭部からざわめいて、五月。
....
{引用=
いつまでも白でいたいと言ったから、代わりに黒でいようと思った。
熱にうかされて追いかけた影
幸せだったか思い出せない
金平糖を噛み砕く癖・紫煙を燻らせる仕 ....
蜃気楼を信じて
砂漠に打ち上げられた鯨
現実から逃げ出して
淡水の夢を見たけれど
安らぎは
もっとずっと
遠かった
求めたものと
与えられたものと
砂粒みたいに
隙 ....
ミンククジラのパンプスの中で
小さな金魚が揺らめいている
落雷があった駅からは
洪水が始まっていて
横断歩道の境界は灰に変わる
賭けに出る前に
豪雨の隙間ですれ違った少年は
折れ ....
昨日、上京する前に友達に言われたことを急に思い出した。
「お前さ、動物が好きやのに、獣医になるん」
『ベテリナリーアナトミー』は副教科書だから、別に購入する必要はなかった。特別価 ....
私が通う大学は、結構、構内が広く、まだ慣れていないせいだとは思うが、時々迷子になったりもする。ついこの間は正門の真逆にある東門から出てしまい、帰り道が分らなくなって困った。
学科で見ると、必 ....
名前は意味だ
狼を雌鶏に変えた鷲の嘴は
焼かれて煌く
聞いてくれ!と
散歩道で騒いだくせに
すっと黙るのは
卑怯者の群衆
{引用=
森が育むのは
夜という物体
....
僕には、
{ルビ鈴香=すずか}、{ルビ京香=きょうか}、{ルビ由香=ゆか}の三姉妹がいました
{ルビ次郎=じろう}君は彼女たちと一緒に暮らしていました
彼女たちにはそれぞれ次郎君の子供がいて
....
大人たちは何も 教えてはくれない
鳥籠の鍵を何度も確認して
鍵穴が変わっていないかを確認する
そうして
孤独をつきつける
大人たちは何も 教えてはくれない
生存するという不確定 ....
春の木々に手を当て
温かい日差しに眼を細め、
太陽の白さを受けた肌を
青の色鉛筆で写し取る
フロッタージュ。
色あせた紙と鉛の衝突音も
柔かい春風が傍を通る音も
失われた世界に、 ....
長谷川智子さんの士狼(銀)さんおすすめリスト
(10)
タイトル
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日付
脳幹と脊髄さえあれば生命の維持は可能
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士狼(銀)
短歌
7*
08-5-15
名前をつけて保存*.txt
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士狼(銀)
短歌
11*
08-2-6
創書日和「砂」__ないものねだり
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士狼(銀)
自由詩
17*
07-8-29
合図
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士狼(銀)
未詩・独白
9*
07-5-31
‐突きつけられたのはメスではなく‐
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士狼(銀)
未詩・独白
8*
07-4-21
‐産業動物臨床基礎実習‐
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士狼(銀)
未詩・独白
8*
07-4-14
アナグラム
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士狼(銀)
自由詩
11*
07-4-11
『鈴香』
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士狼(銀)
自由詩
8*
06-8-26
青の境界
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士狼(銀)
自由詩
7*
06-6-1
青のフロッタージュ
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士狼(銀)
自由詩
7*
06-3-30
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